2018年09月の中古車輸出統計データ - グーネット自動車流通

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統計データ

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中古車輸出 UAE2か月連続首位
NZ向け輸出前検査に熱処理が追加

 日本中古車輸出業協同組合がまとめた7月の中古車輸出台数は、前年比5159台増の11万2024台となった。仕向け国別では、アラブ首長国連邦が首位となった。同国は、前年比4.2%減の1万178台。2位ニュージーランドは、前年比4.5%減の9803台となった。3位は南アフリカ共和国で、輸出台数は前年比で149.9%。

 全体の前年比では、4.8%の増加。上位20カ国で伸び率が高かったのは、スリランカ(2.1倍/3060台→6472台)、香港(1.7倍/659台→1104台)、南アフリカ共和国(1.5倍/6454台→9675台)、で、アジア、アフリカ勢などで輸出台数を伸ばした。その一方で、ミャンマー、パキスタンなどが大きく減少した。前月(6月)比較では、全体で7.9%の増加となった。

 9月1日からNZ向け輸出前検査に「ヒートトリートメント(熱処理)」が追加された。NZの第一次産業省の指示で、今春に発生したカメムシ問題の対応策として、日本からニュージーランドに輸出されるすべての中古車に対して、船積前にHeat Treatment(熱処理)を通常の検疫検査に加えて実施する事になった。

 各検査機関は第一次産業省に対して1ヶ月の延長を申し出ているが、ニュージーランド国内で外来種による農産物被害で10億円の裁判を起こされており、世論の声を懸念する点から第一次産業省としても暫定処置を容認しにくい状況になっている。

 熱処理の基準は、56℃で30分間(全車両対象)、60℃で10分間(車両重量3,000kg以下の車両、建機)、60℃で20分間(車両重量3,000kg超の車両、建機)。台当たりのヒートトリートメント費用は200-250NZドル程度のため、NZ向け車両の相場は全体的に2万円程度影響がでる可能性もある。






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