関東中古車AA流通状況(8月後半) 「足場の不安な要因」で大きく上昇した成約率
関東地区のAA中古車流通は8月後半、成約率の上昇傾向が顕著に推移、主要会場で新記録に達するケースも発生した。
昨年からの中古車流通台数縮小、そして時季的な「夏涸れ」要因が相乗し、6月以降相対的に成約率は上昇傾向で推移していたが、夏期休業期間明け、19日頃よりそれが一層加速、進行している状況。 この現象の原因は単純にタマ不足に起因するものではない模様。国内、輸出の実需以上に、以下の2点の要因から、あまり安定的とは言えない「買い」も作用していると見られる。①輸出要因=全体としては回復基調。ただし一部仕向先の関税、規制緩和などの動向に、過剰に反応していると思われる動きも見られる。②新車補助金終了後の先読み=この後に中古車発生がいっそう減少するとの観測から、「先買い」に走る動きもみられる。 何れも不安定要因であり、為替や政策などの変動要因が発生した場合の「反動」も懸念される。 9月も引き続きこの「足場の不安な上昇基調」で進行すると思われるが、連休による変動と、今後の「反動要因」に注意が必要。
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