【繁盛店レポート】アップル春日部１６号梅田店（… - グーネット自動車流通

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  アップル春日部１６号梅田店のスタッフ（左から武山マネージャー、小暮専務取締役、中山店長）
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  アップル春日部１６号梅田店
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  カウンターにはコンテスト入賞時の写真が多数
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  アップル春日部１６号梅田店

　アップルオートネットワークは全国に２３３店を展開する巨大中古車買取チェーン。９月には沖縄県にも１号店、２号店と相次ぎ店舗展開をする等、出店の加速は止まらない。また、同グループは２０１５年度、顧客満足度ランキングで第一位を獲得するなど消費者からも多くの支持を得ている。

　多数のユーザーの支持を得て、好業績を続けている同社ＦＣ店の中でも、ティー・エス・トレーディングが運営し、買取台数を大きく伸ばしている「アップル春日部１６号梅田店」の運営に携わる小暮英樹専務取締役、武山淳マネージャー、中山貴之店長に話を聞いた。（聞き手：近藤厚志）

―直近の実績は
　買取の実績は、リピーター５割、新規５割の比率となります。新規はアップル本部のホームページからの問い合わせと「くるぷら」からの査定依頼が中心となります。５年ほど前までの買取台数は、月２０台もいけば良い方でしたが、最近では７０～８０台は安定的に買取れるようになりました。値段のみ勝負の業者が多い中、これだけリピート客が多いと業績は安定します。つまりお客様に対する姿勢の積み重ねが、数字に表れ始めているように思います。この姿勢は、事務所のドアを開けるスピードにも現れます。以前は、駐車場にお客様が入ってきても誰もドアを開けずに、入店されるのを待っていただけですが、今では、お客様が事務所のドアを開ける前に、こちらからドアを開けて元気良く出迎えます。こんな小さな部分でもお客様にとっては他店と違うな。と好印象を持ってもらえます。（武山マネージャー）

―接客姿勢を変えようと思ったきっかけは
　アップル本部で年に一度実施しているミステリーショッパーが大きなきっかけとなりました。自分の店がお客様からどうみられているのか。接客、対応、買取価格、名変のスピードに至るまで細部に渡るレポート結果を見て愕然としました。自分たちは、これでいいだろうと思っていたこともお客様から見れば全く足りていなかった事実を素直に受け止め、全員で改善を行いました。中古車販売店と違い我々には売る商品がありません。つまり自分を売るしかないんです。それは細部に現れます。接客態度、服装、飲み物の出し方など、少しでもお客様にとっての印象を高めるために、本当に細かい部分まで改善をしていきました。こうしたスタッフ全員の努力が実り、店舗全体の接客精度が格段に向上し、リピート客が増え、新規客も成約率が大幅に高まり、現在の結果を残せるようになったと思います。

　また、アップル本部では、各種セミナー、研究会を定期的に開催しています。業績向上研究会やトップセミナーで他店の好事例の共有や新人教育などについて顧客満足を徹底的に追求するためのフォロー体制が行き届いており、学んだ内容は即現場で実行するようにしてきました。（小暮専務取締役）

―今後について
　目標は１００台です。楽な数字ではありません。私の性格は負けず嫌いなので、この目標は必ず達成させます。その為には、現在５０％程度の契約率（査定から買取にいたる買取率）を７５％に引き上げる必要があります。売る商品が無い以上、お客様は「人」についています。私は８年前に入社しましたが、入社前は同店のユーザーでした。入社したきっかけも、「この人」と一緒に働きたいと思ったからでした。つまり、この人に査定してもらいたいと言ってくださるお客様を多くつくらねばなりません。売る商品が無い以上、実績は「人」がつくるということですから。お客様のニーズは絶えず変化しますので我々も進化しなければなりません。重要なのは、まず接客、次にスピードです。まだ改善できます。まだ伸びます。（中山店長）

　創業時の基盤を築いた小暮専務取締役、業績を一気に拡大した武山マネージャー、１００台突破を目指し挑戦し続ける中山店長へとバトンは渡された。顧客満足の高みを目指し、新たなファンを創り続ける同店の快進撃はこれからも続く。

【店舗情報】
運営会社：ティー・エス・トレーディング
店舗名：アップル春日部16号梅田店
店長：中山貴之氏
従業員数：13名
住所：埼玉県春日部市梅田２―８―５
電話：０４８―７６２―０７１０
設立：平成６年12月17日