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成功事例集

高級車販売と同時にカーセキュリティー施工、メーカー認定プロショップとして、新規客も拡大

2025-07-31


  

  • 黒基調のショールームには高級車がずらりと並ぶ
    黒基調のショールームには高級車がずらりと並ぶ
  • 車販を担当する日坂哲志さん
    車販を担当する日坂哲志さん
  • 自動車盗難防止を訴求
    自動車盗難防止を訴求

 カーブティックイフ(大阪府豊中市、波多信彦社長)では、国産、輸入車の高級車を中心に販売する一方で、カーセキュリティーのエキスパートとしても、約30年前の創業以来、インストーラ―として数多くの実績を持つ。カーセキュリティーのプロショップとしての顔を持ち、各メーカーの商品をユーザーニーズに合わせて、カスタマイズするという。

■車販の中心は高額車、ユーザーに安心感を訴求
 同社の販売する車両は1000万円を超えるものも多く、販売時にはカーセキュリティーの施工を提案、ユーザーに安心感を与える。同社では、トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」なら約5割「ランドクルーザー」なら約9割のユーザーが車両購入時に施工依頼するという。

 波多社長は「以前は愛車をいたずらや車上荒らしから守る意味でのカーセキュリティー施工が主流だったが、コロナ後は新車の供給が大幅に長期化し、車両盗難から愛車を守るための依頼が増えている」という。「以前は車両保険を使い、新車に乗り換えるユーザーも多かったが、今は同じ車両が欲しくても納期が長期化している」と、その要因を話す。最近の犯罪グループは、盗難車を車両そのまま、または部品として海外へ密輸するケースが多く、カーセキュリティーの役割は、愛車を動かせない(エンジンがかからない)状態を作ることに主眼を置く。

■複数のカーセキュリティーを組み合わせ
 このため、同社では複数のカーセキュリティーを組み合わせるなどして、犯罪グループが車両盗難を断念するような複雑な仕組みを作る一方で、ユーザーには簡単に愛車の管理ができるよう、手元のスマートフォンなどで愛車を管理する仕組みを構築する。愛車とブルートゥース接続でペアリングしたスマートフォンが無ければ、エンジンはかからない仕組みだ。

■「プロショップ」として、持ち込む施工も増加傾向
 車両販売と同時にカーセキュリティー施工を行うケースも多いが、最近は特に、カーセキュリティーメーカー各社認定の「プロショップ」として、メーカーサイトを通じて、購入・施工の依頼を受けるケースが多いという。新車ディーラーなどで購入した車両をそのまま、同社に持ち込むケースも多い。カーセキュリティーの専門スタッフを配置、車両販売スタッフとの連携も密に行い、ユーザーに対して「安心感」を与えることで、顧客基盤を拡大している。