2019-09-25 |
鈴木モータース
代表取締役社長 鈴木泰成
鈴木モータース(鈴木泰成社長)は豊田市の中心部に店舗を構え、多くの自動車販売店やディーラーの新車、中古車店舗が軒を並べる国道248号線の好立地に位置する。8年前に移転した店舗は2500坪の敷地に、整備工場を併設した大型ショールームと120台を超える展示車両、鈑金塗装に対応した工場があり、購入からアフターまで一貫してユーザーのカーライフをフォローできる体制を整えている。今年で創業73年を迎え、長い歴史の中で培われた信頼と確かな分析力で同社を牽引する鈴木社長に成功の要因を聞いてみた。(福井伸幸)
■良質な車両にこだわる
同社は厳選した車両のみを仕入れて販売を行なっている。「良質な車のみをユーザーに届ける」とう方針の下、修復歴が無く、オークションの基準で内外装4点以上の車両を仕入れている。また、入庫後についても担当ごとに3重のチェック(①鈑金・塗装やキズなどの外装②メカニックによる機関③営業スタッフによる内装や電装関係)を行うことで確かな品質を保っている。
■販売はゴールではなくスタート
同社は販売後のアフターにも注力をしている。その為に、整備工場と鈑金塗装工場を自社の敷地内に構えている。修理工場とショールームの壁の多くはガラスとなっており、作業風景をショールームから見ることが可能、ユーザーに安心感を与えている。また、修理工場には9つのピットがあり、10名体制のメカニックで作業効率を上げている。車検実施台数については年間1800台以上行なっている。年間1000台の販売のうち顧客からの代替えは半数の500台、地道にアフターに注力していった結果、信頼を得ることができ、顧客からの安定した販売につなげることができた。
■確かな分析が結果に結び付く
鈴木社長は多くの情報を徹底的に分析し経営の軸としている。一例として、車両を仕入れるにあたり市場の動向を細かく調査分析する。調査の内容は顧客へのアンケートやインターネットなど多岐に渡る。また、仕入れてから販売までの期間は1ヶ月を目標としている。徹底した調査分析によりこれほどまでの短期間での販売目標を打ち出すことができている。
■生き残りをかけて
鈴木社長は今後について「今後縮小化する業界の中で生き残るために、ユーザーから信用を得ることは必須となる。良質な車両のみを扱い、アフターを徹底することは必要不可欠なことである。また、市場、ユーザーの動向を徹底的に分析し、自分たちの行動を変えていかなければならない」と述べた。
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