2019-06-30 |
クリスタルオート
代表取締役 高原 正人
岡山市南区の国道2号バイパス青江交差点を中心とする東西のロードサイドには、新車ディーラーや中古車販売店だけでなく、飲食チェーンや大手家電量販店などの店舗が集まり、活気溢れる商圏を形成している。その中で、今年4月13日、一際目を引くショールームと約1000坪の敷地を有する大規模販売店がオープンした。同区新保で30年間営業を続けてきたクリスタルオート(高原正人社長)が同区豊成に新店舗を立ち上げてリニューアルオープンしたものだ。 (室田一茂)
新店舗は、約1000坪の広大な敷地に、一部吹き抜けの2階建てショールームとサービス工場、約60台を収容可能な立体駐車場を持つ。インパクトのある外観デザインを施したショールームは高級輸入車ディーラーの店舗を彷彿させる。店内には高級車を並べ、開放感溢れる階段を上った2階には、来店客へのホスピタリティを高めるラウンジスペースが広がる。
高原社長がこだわったのは、このラウンジスペースと1階にある納車スペース。そして管理客の入庫を受け入れるサービス工場(認証工場)だ。メカニック6人体制で臨み、早期に指定工場資格を取得したい考えだ。新店舗オープンによって「社員のモチベーションが高まっている。皆が心から喜んでくれていて、自店への自信もついたようだ」(高原社長)という。
店舗の展示車両数は約50台。200~300万円台が中心の品揃えで「高品質」と「安心」を追求している。販売の中心は高年式の「アルファード」「ヴェルファイア」のほか、レクサス車の販売にも定評がある。「品質の良いものを値段に関係なく並べている」(高原社長)とするように、展示車のバラエティは豊かだが、「高品質」という点はブランドや価格帯に関係なく共通している。
旧店舗で30年間培った顧客からの信用や安心を象徴するように、同社の販売構成比は顧客6割に対し新規が4割。30年前の創業当時は販売台数重視の営業展開だったが、早い段階から「お客様満足」を最大の目的とする営業展開を定着したことで「多くのお店がある中で、自社を選んでくれるお客様」を着実に顧客化していったことが同社の営業基盤を作り上げた。
新店舗では、恵まれた施設を活用して「在庫回転率の向上」と「社員教育」「人材確保」に取り組むという。「クルマと人、店舗の3つが揃って初めてお客さんが契約してくれる」(高原社長)という考えのもと、月販60~70台規模の車両販売を持続していきたい考え。店舗2階のラウンジスペースなど、こだわりが詰まった新店舗で新たな飛躍に向けたスタートを切る。
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