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繁盛店レポート

【番外編】「幸せ制作会社」として「モノ」より「コト」に主眼

2018-12-21
暮松邦一

ヘッズ
代表取締役社長  暮松邦一

  • 店舗をイメージできる自社ショールームは多目的スペースに
    店舗をイメージできる自社ショールームは多目的スペースに
  • 員が休憩時間にリラックスする「シエスタルーム」
    員が休憩時間にリラックスする「シエスタルーム」
  • 店頭をイメージできる自社ショールームで商談
    店頭をイメージできる自社ショールームで商談
  • 緑に囲まれたオフィス
    緑に囲まれたオフィス

 ギフト、ラッピング用品、包装資材販売のヘッズ(大阪市阿倍野区・暮松邦一社長)は「モノ」ではなく「コト」を売ることに主眼を置き、他にはない、オンリーワンを目指した「モノづくり」を展開し、業界内外から注目を集めている。同社が目指すのは「幸せ制作会社」。自社の商品やサービスを通じてユーザーに幸せを届けるだけでなく、社員や取引先など、同社に関わる全ての人を幸せにすることを常に、事業の中心に据えている。こうした取り組みを活発化させて約10年。社員の離職率も急激に下がり、会社のあるべき姿を体現している。 (室田一茂)

■創業当時はシャッター式ガレージから、業績は右肩上がりに成長
 同社の創業は1985年12月のこと。業務用資材の企画・制作を手がけ、翌年からはこれらの販売も行うようになった。生花店や洋菓子店などに向けたラッピング、包装資材などがメインだが、一貫しているのは自社の商品やサービスを通じて「幸せ」を演出しているという点。それでいて、商品を直接販売する店舗に対しては、「簡単」「きれい」「便利」を合言葉に、とても扱いやすく、見栄えの良い商品を提供する。こうした商品のアイデアは常に社員から集まってくる。「おせっかい企画」と題して、顧客のお店の商売を理解しながら、そのお店に合った提案を行う。どちらかというと職人さんの多い、街の花屋さんやケーキ屋さんの経営をコンサルティングする姿勢は同社のスタンスを象徴する話。

■同社の姿勢は社員のモチベーションも高める原動力に
30~40人程だった同社の社員数はこの10年間で、70人規模にまで成長している。もちろん、同社の会社規模が拡大しているのだが、中でも注目したいのは、スタッフの定着率が大幅に向上した点だ。創業から32年、スタッフ全員が会社の安定成長に向けて意識を高めているという。「何のために働いているのか」を問いかけ、仕事や商売の目的を明確化、全員が社是や経営理念に落とし込み、社員間で共通理念を理解し合っている。もちろん、こうした取り組みには離職率が非常高い時期を経験しているからこそ。暮松社長と社員たちの関係性は非常に高い。

■社屋にはさまざまな社員想いの工夫が、ショールームも有効活用
 同社の本社屋には、社員が働きやすい仕掛けや空間が随所にある。「シエスタルーム」と呼ばれる休憩室や社員の健康を気遣う食堂も用意した。商品を陳列するショールームも社員や関係者が集う場所として、ハロウィンパーティーや年末には「ハッピーサンクスデー」と呼ばれる社員と仕入先が集う忘年会の会場になる。自由な雰囲気と常に同じ理念を共有する姿勢が社員との一体感を生み出し、同社の永続的な発展を支えている。