「お客様満足度の向上はスタッフの働きやすい環境… - グーネット自動車流通

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成功事例集

「お客様満足度の向上はスタッフの働きやすい環境づくりから」

2013-06-03
平野真矢

コクスン北名古屋ボルボ専門店
社長  平野真矢

  • スタッフ一同でお出迎え
    スタッフ一同でお出迎え
  • 良質車がならぶ展示場
    良質車がならぶ展示場
  • 毎月200台以上、ボルボのプロ整備士が整備
    毎月200台以上、ボルボのプロ整備士が整備

【会社概要】
創業平成18年6月・本社愛知県北名古屋市仲之郷天神9・TEL0568-26-7071・(社)日本中古車自動車販売協会連合会・愛知県中古車自動車販売協会加盟



-平野真矢社長-
 弊社は東海エリア有数のボルボ専門店として、中古車販売のみならず各種メンテナンス整備、パーツの通販、買取まで一貫したサービスをお届けしております。ボルボに特化しておりますので営業知識から整備の知識まで幅広く、また深く突き詰めており、現在カーライフアドバイザー5名、整備士5名の営業がおります。国土交通省認証整備工場を完備し、ボルボ専用の各種テスター、工具類を保有しており、当店をご利用頂く半数以上のお客様が整備から新規取引をさせて頂いております。
 また、全国の同業者様から修理のご依頼、ご相談を承っており、ボルボのトラブルでお困りの事が御座いましたらお気軽にご相談下さい。業者様には各種ボルボ整備をお値打ちにご提供させて頂きます。また管理ユーザー様でボルボにお乗りのお客様のメンテナンスでお困りでしたら是非ご活用下さい。

 2012年はボルボの新車が多く売れ、メーカーの勢いがありましたが中古車ではまだまだボルボの認知が低い為、大幅な販売増は期待できませんでした。しかしながら弊社では社員教育の徹底を掲げ、理念を中心とした組織風土の構築に本格的に着手を始めた年になりました。それまでは離職者も少なくなく、蓄積されたノウハウやお客様からの信用が無くなってしまう事もありましたが、そういった信用の積み重ねで出来上がる信頼感の重要性を痛い思いをしながらも気づき、それに対しての対策を打つことを考えました。それはまず先に経営者が、従業員に対して信頼を寄せて接すること。企業と社員との間の様々な”お約束事”をちゃんと企業が守る事により社員からも会社に対しての信頼が保たれ、理念の醸成ができる物であると感じました。それまでは営業の残業管理や休日管理で正直甘い部分が多かったのですが、昨年度から、週休2日制の導入(年間休日111日の達成)、営業に関してもタイムカードを使用した勤務管理を徹底しました。
 これらは企業として当然の事ですが、そういった企業としての責務を当たり前に行なう事から組織風土向上が生まれる物だと信じております。売上の向上、お客様満足度の向上といった見える形は、まず組織づくりというすぐには目に見えない事の積み重ねの結果だと信じ、今年も精進しながら経営を頑張りたいと思います。

 2013年はアベノミクス経済対策により大企業の賃金アップなど好況観が騒がれる事が多いですが、朝鮮半島情勢を含めた世界経済の不安定さは一段と増しております。景気の影響を受けやすい自動車業界、その根幹を支える中古車業界も混迷を続ける年になると思っております。万が一の近隣諸国の戦時勃発となれば消費の動向は大きく縦横にブレる事は容易に想像できます。そういった際にまさに生き残りをかけた経営判断が問われる物だと警戒しております。
 ただ良い展望もあると私は思っております。それは私達が販売しておりますボルボの新車販売が好調であることです。ボルボはここ数年で大きくブランドイメージを洗練させ、V60、S60からの新しい流れ、また今年発売された世界初と成る歩行者用エアバックを掲載した新型V40の販売は大変好調だと聞いています。また、インポーター様の多大なご尽力に付き、ボルボの宣伝露出も大変多くなっています。私達コクスンはボルボの中古車販売を担っておりメーカーとは何の資本等関係性もありませんが、ボルボを世に広め、ボルボの理念であります「人の安全を最優先に考える」思い一人でも多くのお客様にお届けし、安心と喜びのあるボルボライフをサポートできるよう中古車販売、整備、部品販売、買取を通じてお役に立ちたいと思っております。

 来年度、再来年に迎える消費税の増税は中古車業界の動向に非常に大きな影響を与えるものだと警戒しております。消費は抑えられ、少なくない自動車小売店の倒産は免れないかもしれません。ただ私個人の意見としましてはここで弱気になるのでは無く、逆に強気になって前に進むチャンスだと考えるようにしています。もちろんその為には入念な下準備、先行き予測が必要になります。それは目先の戦いに精を出すのではなく、もっと先を見据えた、激しい戦いを行わない術、「戦略」(戦を省略する)ことに意識を向ける事だと思っています。
 同業他社様が守りに入って身動きが取れなくなる時にこそ、チャンスがあるのでは無いでしょうか。また自社だけが生き抜く戦略では無く、本当に消費者にとって安心安全なカーライフ環境を作っていけるよう同業者同士、切磋琢磨、助け合いながら頑張る必要があると感じています。私達の目指すところはお客様のカーライフ環境をサポートしていく事です。消費税増税で一番の負担を受けるのはお客様です。だからこそ、中古車販売整備のプロである私達がプロの目利きを持ってお客様サポートを本気で行なう覚悟を問われていくと思います。私はまだまだ未熟な経営者な故、今からもっと本気で経営に取り組んでいく必要があると感じております。