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繁盛店レポート

「軽カープラス」4年目に入り大躍進で存在感、 独自の仕組みで高効率販売、環境対応や地域密着型営業が好印象

2021-07-25
大田慎治

ウオッシュ
代表取締役  大田慎治

  • 展示車の質の高さが際立つ
    展示車の質の高さが際立つ
  • 店舗スタッフのチームワークが原動力に
    店舗スタッフのチームワークが原動力に
  • 三菱レンタカーをスタート
    三菱レンタカーをスタート
  • 分かりやすいコンセプトで成長を見せる軽カープラス
    分かりやすいコンセプトで成長を見せる軽カープラス

 岡山市中区に本社を置くウオッシュ(大田慎治社長)が「軽カープラス」の愛称で親しまれる軽自動車、コンパクトカーに特化した小売り店舗を展開し始めて4年目を迎えている。現在、東岡山店と倉敷店、水島店を展開しているが、今年4月入社の女性スタッフが月販10台以上を早々に達成するなど、店舗としての販売力とスタッフ個々の役割分担の明確化などで、売れる仕組みを構築する。東岡山店(岡山市中区)では今年1月に月販118台を達成したが、営業スタッフ3人体制という驚くべき記録だ。圧倒的な商品力の高さを誇る同社では「中古車の製造メーカーになる」(大田社長)という強いポリシーのもとで、高い商品力とともに、地域密着の商売を展開する。(室田一茂)

【販売に関わるプロセスを分業化し売れる仕組みを構築】
 同社の大きな特徴は、「店舗」と「お客さん」という関係性をスタッフ全員で作り上げている点だ。営業スタッフは販売に専念、納車手続きなどの対応やサービス入庫の案内や任意保険をはじめ、自動車販売・整備などに関わる各業務は専任の担当者がそれぞれ手分けして行う。営業スタッフは販売に専念できる環境を与えられ、各業務分野でそれぞれの担当者が顧客と関わり、店舗との関係構築を図る。管理客にとっても、営業スタッフ1人との人間関係ではないので、担当営業が居なくても、気軽に店舗に立ち寄れるメリットがある。いわゆるメンテナンスパック商品の「みなするパック」を販売時に付帯することで、納車後1カ月や6カ月の点検、納車後2年間で4回のオイル交換などで、ユーザーとの接触機会を創出している。

【ユーザー目線の充実の保証制度で絶対的な安心感】
中古車購入時の大きな不安を払しょくする「安心100日買取保証」や「安心100日返品保証」もユーザーの背中を押す。前者は、購入後100日間、購入車両の車両本体価格の100%で買い取るというもの。急な転勤やクルマの使用状況の変化で別の車種に乗り換えたい場合など、ユーザー都合でも適用される画期的な保証制度。後者は購入後に「修復歴車」と判明した場合に適用され、全額返金される。目利きの確かさが「売り」の同社ならではの保証制度で、オートオークション(AA)での評価点や自社査定、全ての在庫車に添付する車両状態評価「グー鑑定」といった仕入れ時の確かな目利きと二重三重のチェックを通過した厳しい商品化があるからこその取り組みだ。小売りだけでなく、共有在庫やAAワンプラなどでも引き合いの強い同社の商品力だからこそ提供できる保証制度。

【「三菱レンタカー」をスタートし環境対応へ】
 一方で「三菱レンタカー」へのフランチャイズ加盟によるレンタカー事業への進出や顧客とのつながり強化、地域社会への貢献活動などで、存在感を高めている。とりわけレンタカー事業では、三菱「アウトランダーPHEV」を中心とした環境対応車を揃え「災害時などにも地域に貢献できれば幸い」(大田社長)という思いで、当初30台規模でスタートし、配備車両の大半を占める環境対応車を少しでも多くの利用者に展開したいという。
30台のうち23台は「アウトランダー」と「エクリプスクロス」のPHEVモデルが占める。急速充電器を自社グループの全店舗に導入するなど、地元岡山地区で、環境に優しいPHEV車の普及を通じて、環境意識を高める一方で、災害時の電源確保という観点からも地域社会に貢献していく考えだ。レンタカー事業は一般的に利益が出しにくいとされるが、メーカーやディーラーと一緒になって、こうした環境対応車の普及促進につなげていく。同社ならではの業販ルートなど、レンタカーアップ後の再販ノウハウで「攻めの商売」を展開する。

【顧客との深いつながりが同社の「ファン」を拡大】
 同社では、有名芸能人を使ったインパクトのあるCMやインターネット
を活用した不特定多数への効果的な宣伝活動などで知名度を高める一方で、店舗と顧客の間の深い関係が自社の「ファン」を拡大する。「お客さんとお店が楽しい仲間という感覚。スタッフが子どもたちとも触れ合い、家族ぐるみで楽しんでいただけるようなお店を目指している」(大田社長)という。同社スタッフが顧客と密接な関係を築く中で、顧客への手書きのメッセージカードも効果的に使う。また、一方でソーシャルワーク・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用した情報発信も得意だ。Instagramなどではスタッフ自らが登場する動画配信など
でスタッフへの親近感も高まる中、趣向を凝らした動画配信が更にファンを拡大する状況だ。

【地元岡山の棚田を残すため「軽カー米」を栽培】
 地元岡山県久米郡美咲町の棚田を有効活用した「軽カー米」の栽培も地域密着の同社の取り組みの一つ。昨年から始まった「軽カー米」は実際に同社社員も田植えや稲刈りなどに参加、その模様はSNSなどで発信してきた。この「軽カー米」は成約したユーザーや管理客(有料点検・車検の入庫客)に配布している。
まさに「地域密着」という言葉がぴったりの同社の経営方針。大田社長を中心に、顧客や地域社会への感謝の心を持って取り組む同社スタッフたちの姿は生き生きとしていて、仕事を楽しむ姿勢も好印象だった。