「新車の支払総額公開で業界を活性化」 - グーネット自動車流通

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成功事例集

「新車の支払総額公開で業界を活性化」

2013-06-21
八木 勝之

100%新車館つくばみらい本店
代表取締役社長  八木 勝之

  • 店舗外観
    店舗外観
  • ショールーム
    ショールーム

【会社概要】
創業平成19年3月14日・茨城県つくばみらい市小絹703・TEL0297-57-6664・(社)日本中古自動車販売協会連合会・茨城県中古自動車販売協会加盟

―八木勝之社長―
 常磐自動車道・谷和原インターチェンジから水海道方面に向けてクルマを走らせること30秒。そこに株式会社ヤギグローバルジャパが運営する「100%新車館つくばみらい本店」がある。この店の大きな特徴が、国産全メーカー・全車種の新車について支払い総額を公開して販売している事です。その強みを活かしつつ、スタッフに女性が多いのも特徴のひとつ。なんと販売スタッフの約50%を女性が占める。スタッフは一人あたり年間平均140台の販売台数を誇る。昨年度、第6期は2店舗の運営で総販売台数1,428台、総売上げは23.5億円となりました。今期は年間販売総台数2,000台、総売上目標は30億円と掲げているが、毎年確実に成長してきており、今期も達成ベースで運営している。過去には、NHKやテレビ東京等の全国ネットでの特集を受けたこともある。更に、メーカーと組んで、オリジナルナビゲーションの開発にも取り組んでいる。中期目標としては5年以内に株式公開(IPO)を果たしたい。この場で詳しくは明かせないが、次なる目標は業界初の新たな試みを目論んでいます。

 当店の販売の特徴にもう少し詳しくお話させて頂きます。例えば、ほとんどのディーラーではカタログにもホームページにも支払総額は載っていません。本来支払総額は公開するべきものなのですが、お客様は店舗に行って、何時間か営業マンと話してやっと値段が出てくるのです。今の情報化社会ではネットで価格を比較するのが当たり前の状況の中で、新車という市場は商談をしなければ支払総額がいくらなのか分からない、という状況はいかがなものなのか。お客様目線で考えた時に、新車はいくらで買えるのか分からない、それは不安な感じがしますし、大きな買い物をする上でどうなのかと疑問です。今までは閉鎖された商談が業界の当たり前になっていたけれど、それはお客様にとってとてもわかりにくい。やはり情報は出し合って、サービス合戦をして、選んでいただくのが理想だと思ったのです。他社の見積もりを元に値引きをする、“後出しジャンケン”をしたほうが、競争の中では有利になります。しかし当社は支払総額を最初から公開しています。他社と比較する時の比較材料となるので、この競争原理の中では、まったくの不利になります。しかし、あくまでもお客様の目線に立って、私共は支払総額を公開し、ナビやオプションを含めた価格をホームページに載せることで、ご来店していただかなくてもスムーズに新車を検討していただくことが可能になっています。

 当店は、他店ではあまりなじみのない担当者指名制度を導入しています。車は決して安い買い物ではありません。新車ですと尚更です。最初にご来店いただいた際に、たまたま担当した営業マンから買うよりも、お客様に同じセンスや価値観を持った気の合う営業マンを逆指名していただいて、フィーリングが合ったかたちで商談が出来れば、最初から最後までお互いにハッピーになる、そんな思いが導入の理由です。今後もお客様目線を大切にし、新たな取り組みに挑戦し続け、会社としても経営者としても大きく成長していきたいと思います。