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【繁盛店レポート】マンデー(大阪府泉大津市) マイカーリースを核にユーザー囲い込みへ

2018-05-14


  

  • マイカーリースにいち早く着目した稗田社長
    マイカーリースにいち早く着目した稗田社長
  • 泉佐野店では新車と中古車を併売する
    泉佐野店では新車と中古車を併売する
  • 認証工場を持つ強みを生かしメンテナンスリースで収益
    認証工場を持つ強みを生かしメンテナンスリースで収益
  • 認証工場は毎日多くの入庫車輌で溢れる
    認証工場は毎日多くの入庫車輌で溢れる

 約10年前から個人ユーザー向けの新車リース販売を開始したマンデー(大阪府泉大津市、稗田勇社長)。大阪府南部の泉大津市と泉佐野市に店舗を構え、新車と中古車、サービス、保険などを幅広く展開する。近年は車検防衛率が毎年減少、これに危機感を持った稗田社長が当時選択したのが、マイカーリースだった。リース販売に本腰を入れ始めて約5年、当初の狙い通り、車検防衛率も年々上昇、副産物として任意保険の獲得や鈑金・塗装入庫の増加にも大きく貢献している。     (室田一茂)

■米国での個人リース普及が導入の動機

 車検防衛率の低下など、自社を取り巻く環境の厳しい変化に直面する中、ふと見たテレビニュースで、米国で拡大するマイカーリースを目の当たりにしたという。当時はレクサスブランドが日本国内に登場するなど、自動車業界にも大きな変化が到来、「自社の販売方法の特徴として、当時は他社がほとんどやっていなかったマイカーリースに大きな期待を感じた」(稗田社長)という。メンテナンスリースという商品の売り方を通じて、自動車保険の獲得も順調に拡大、ユーザーとの接触機会を最大化したことで、付帯する整備や鈑金・塗装といった入庫機会の拡大にもつなげた。

■3、5年リース中心、良質なリースアップ車がコンスタントに入庫

 当時から3、5年物のリース販売に注力し、開始から5年後あたりからは、主力である「5年」のリース期間を満了したリースアップ車の入庫が相次ぎ、毎月コンスタントな台数が舞い込むことに。良質なリースアップ車で再販利益を高めるとともに、当初の狙い通り、車検防衛率は上昇、任意保険の加入率も拡大したほか、値引き競争に巻き込まれない販売環境に転換していった。

■クルマの窓口はすべて自店にお任せ

 同社ではマイカーリースが拡大したことで、定期的な点検や車検、事故発生時の鈑金・塗装入庫など、クルマに関するすべてのサービスや商品を自社で提供できる体制が整った。「管理ユーザーの循環はさらに膨らみ、囲い込みにもつながっている。クルマに関するワンストップサービスを提供する上で、マイカーリースの存在はとても大きい」(稗田社長)とする。現在では新車と中古車の販売台数が均衡するまでに、マイカーリースの販売が拡大、新車販売台数も年々増加している。

■将来の「夢」が広がるマイカーリース、新たな中古車小売りの可能性も

 「リース販売を通じて、管理ユーザーの拡大、つながり強化が進む中、会社としての将来にも『夢』が広がっている。リースを核とした顧客循環の中、良質な中古車が定期的に入庫することも大きな強み」(稗田社長)とする。毎月数台のリースアップ車が安定的に入ることで、仕入れルートを確保、他社にはない販売・サービスも可能となる。「リースアップのワンオーナー軽自動車を集めた専門店展開も可能な台数にまでボリュームが拡大している」(稗田社長)。
 会社の屋台骨となったマイカーリースがリースアップ車入庫という副産物で、中古車販売活性化にも貢献している。新車ディーラーや買取り店との競合など、仕入れルート確保が難しい中古車販売店にとっては、自社で販売したリースアップ車が心強い仕入れルートになることは明らかだ。「ユーザーの利便性も高まるとともに、抵抗感も下がっている。米国と同様、マイカーリースの更なる普及が期待できる」(稗田社長)と、大きな可能性に期待感を示す。

 現在、全国JU系で普及拡大している「JU安心コミコミプラン」など、マイカーリースをうまく自社にインストールしながら、多様化するユーザーニーズに対応し、時代の変化を捉えながら、会社のさらなる成長に布石を打つ。

【店舗情報】
社名:マンデー
本社所在地:大阪府泉大津市千原町1-60-1
代表者:稗田 勇社長
電話:0725-43―2355
定休日:月曜日