【2025年 年頭所感】KCAAグループ 代表取締役社長 大峰 高 - グーネット自動車流通

2025年5月2日 [金曜日] 友引 |  西暦元号早見表 西暦元号早見表  |  サイトマップ サイトマップ

経営者・理事長年頭所感(2025年度)

【2025年 年頭所感】KCAAグループ 代表取締役社長 大峰 高


  • KCAAグループ 代表取締役社長 大峰 高

 自動車流通業界関係者の皆様、新年明けましておめでとうございます。

 令和7年の元旦に際して、皆様に謹んで新春のご挨拶を申し上げます。本年もKCAAグループのオートオークション(AA)5会場(福岡、南九州、山口、京都、南九州2nd)並びに弊社グループへのご愛顧を賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 昨年は、元旦から「能登半島地震」という大きな災害が発生し、多くの方々が被災されました。ここで改めてお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。国内外問わず、社会情勢が大きく変化し、われわれの業界にも大きな影響が及んだことは言うまでもありません。長期化するロシアによるウクライナ侵攻、イスラエル情勢の悪化などが世界中に大きな影を落としました。こうした中で「円安」が引き続き進行し、この「円安相場」が中古車輸出を活発化させました。

 一方では、東証平均株価が過去最高の4万円を超えるなど、乱高下する相場変動が先行き不透明な経済情勢を物語っておりました。2024年(令和6年)暦年での中古車輸出台数は前年から引き続き高水準で推移し、中古車流通市場は慢性的なタマ不足と相まって、年初からの高騰相場が年後半まで断続的に続きました。国内小売り事業者の皆様にとっては、困難な仕入れ環境により、展示車の確保が至難の業となったのではないでしょうか。

 こうした中で、大手販売店による不正問題が影を落とし、中古小売り市場は大変厳しい環境に追い込まれ、業界を挙げた「安心」と「安全」の訴求が不可欠となっております。一昨年からスタートした「中古車の支払総額表示」は各関連団体の取り組みなどにより、ユーザーが安心して中古車を購入できる環境の整備が進んでおります。

 KCAAグループ5会場におきましては、社員が一丸となった組織作りで、会員の皆様が安心して落札できる環境の整備を推進、皆様にとって、無くてはならない「仕入れの場」を安心してご利用いただけるよう、全社を挙げて取り組んでおります。本年も引き続き、会員の皆様のご商売に役立ち、安心してお取引いただける環境を日々考えながら、会員サービスの強化と利便性の向上に努めております。

 一方で、自社外部ネットワークサービス「四輪牧場」の充実も図ってまいります。「四輪牧場」はKCAAグループ5会場やLAAグループ2会場におけるAA外部応札を通じて、皆様の快適なお取引を支えております。多くの中古車輸出事業者様にもご入会いただき、ご活用いただいていることから、底堅い外部応札でAA活性化につながっております。弊社グループが展開する西日本エリアはもちろん、全国各地から強力な「売り」「買い」が集まるAA取引を支え、自宅やオフィスなどからAA会場同様の快適な応札環境を提供してまいりたいと考えております。

 令和7年は、トランプ政権の復活など、日本を取り巻く社会、経済情勢は見通しを立てにくい状況ではございますが、今一度、原点に立ち返り、皆様のお役に立てるよう、グループを挙げた取り組みを推進してまいります。また、引き続き、地域密着の社会貢献活動などを通じて、企業としての役割を果たしてまいります。

 最後になりますが、本年が、皆様のご商売にとって、一層の発展や飛躍が望める年となりますよう、心からお祈り申し上げます。また、業界関係者の皆様が健やかで、希望に満ち溢れた一年を過ごされることをお祈り致しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もKCAAグループへのご愛顧を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。