新年あけましておめでとうございます。
新型コロナウィルス感染や今もなお後遺症で苦しんでおられる多くの方に心からお見舞い申し上げます。旧年中は格別のお引立てを賜り厚く御礼申し上げます。
新年を迎えるにあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
昨年は、ロシアによるウクライナ侵攻、数十年ぶりの円安、物価の上昇など社会情勢が目まぐるしく変化した一年でした。コロナ禍は以前ほどの深刻さはなくなりつつありますが、先行きの見えない不安感は拭えない状況のままの年越しとなってしまいました。
我々自動車業界においては、変わらず続く半導体不足や部品の供給不足を要因とする新車の減産、これに伴う納車の遅れが中古車の流通を減少させており、慢性的なタマ不足と円安の影響もあり、中古車相場が一時的に高騰するなど、相場に翻弄される一年になりました。様々な要因が絡み、今後の見通しも不透明な状況は続くと思われます。
一方で、各自動車メーカーは、EV・HV等をはじめとした、新車種の発表を活発に行い、中でも販売の好調なEVの軽自動車がカーオブザイヤーにも選ばれるなど、自動車に対するユーザーの興味は、新たな局面を迎えているように思います。2023年には、さらに各社EVに力を入れた戦略が増え、EV化が加速してくるのではないかと感じておりますので、弊社ではEV車に加え安全機能にも特化した査定に、より一層注力して参ります。
弊社の会員様である、各社ディーラー、専業店、買取店、貿易業者、解体業者の皆様におかれましても、昨今の社会情勢や、自動車業界を取り巻く変化に、柔軟な対応を求められていることと思います。中古車流通の一翼を担うオークション会場の弊社としましては、これまで以上に情報収集、提供を行い、会員の皆様と共に業界の発展に貢献できればと想います。また、それに付随し、新時代のサービスを構築し、皆様にご提供できればと考えております。
本年は「車検証の電子化」や「インボイス制度の開始」、「中古車販売価格の支払総額表示の義務化」など、様々な制度の変化に対応しなければならない年でもあります。
コロナ禍の早期収束と経済の正常化、自動車流通の活性化を願いながら、本年も会員の皆様と共に成長・発展できることを心より祈念し、新年のご挨拶とさせて頂きます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。