新年あけましておめでとうございます。
2023年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
昨年は激動の年と言える一年でございました。未だ終息が見えないコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻、急激な円安と予想しえない出来事が起きました。
自動車業界全体の流れの中で「生産」を川上とした場合、「新車」「中古車」と続き、オークション業界は川下に近い位置にいると言えます。その川上にあたる「生産」は、半導体や部品不足による生産遅延に見舞われ、サプライチェーンに深刻な影響を与えました。その結果、「新車」「中古車」も多大な影響を受け、ことオークション業界は慢性的なタマ不足が続くという舵取りの難しい一年でもありました。
そうした中でジップは、東京会場、大阪会場ともに『輸入車』をメインの商材として会員様にご利用いただけるよう取り組んで参りました。
ZIP東京会場は特設コーナーとしてメルセデス・ベンツ、BMWの両「正規ディーラー」と「輸入車SUV」コーナーを定期で開催致しました。おかげさまで3つの特設コーナーは毎開催、高成約率を記録し、出品店様と落札店様から高い支持をいただいております。また、東京初となるヴィンテージコーナーの特設開催も実現し、バラエティに富んだ輸入車を提供することができました。
ZIP大阪会場は「ヤナセ」「メルセデス・ベンツ」「BMW」の各コーナーに加え、定期開催の「ヴィンテージコーナー」と長年、実績を積んできたコーナーを中心に多数の出品店様と落札店様にご利用いただきました。おかげさまで今まで以上に皆様からのご注目を頂くようになりました。その意味でも両会場は東京と大阪のそれぞれのエリア特性を活かした運営ができた一年であったと自負しております。
昨年は激動の一年でしたが本年は自動車業界にとって明るい兆しも見えています。昨年末頃から輸入車を中心に僅かではありますが新車の生産は追いつき始め、納車も進み始めたと聞きます。本年こそはビフォーコロナの2018年、19年頃に戻ってくると考えます。
一方でコロナ禍は従来の生活やビジネスに変化をもたらしました。新車生産がビフォーコロナに戻っても販売方法や消費マインドは変わっています。中古車は限られたマーケットであり、競争はより激化すると考えます。
アフターコロナの中で生き残るために、ジップは選ばれる会場を目指します。魅力のある会場づくりに尽力し、営業活動に注力して参ります。お客様の痒い所に手が届く、出品店様と落札店様のニーズを汲み取り、そのニーズに応えられる体制を構築して参ります。
本年も従業員一同精進して参りますので、引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
本年が皆様にとって素晴らしい一年となりますことを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。