【ＪＵトップインタビュー】ＪＵ鹿児島の新園康男会長・理事長に聞く/ＪＵ鹿児島

【ＪＵトップインタビュー】ＪＵ鹿児島の新園康男会長・理事長に聞く

ひと 2015年10月15日

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年末年始に新セリシステムに刷新、ＡＡ事業の活性化・若手育成に注力

会社名：ＪＵ鹿児島

ＪＵ鹿児島の新園康男会長・理事長

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　今年５月の役員改選により、ＪＵ鹿児島の新会長・理事長に新園康男氏が就任した。就任した今期は、オートオークション（ＡＡ）会場のシステム更新などを予定しており、就任早々から、持ち前のリーダーシップを発揮した舵取り役として、周囲からの期待感は高まる。新園会長・理事長にＡＡセリシステム更新や今期事業の方針などについて聞いた。　　　　（室田　一茂）

――年末年始にはセリシステムを更新する
　「現段階では１２月２５日のＡＡを休催とし、年明け１月８日の初荷ＡＡから新セリシステムでのＡＡ開催を予定している。ＪＵ福岡とのサテライト接続やセリ機の安定感などを考え、富士通フロンテック製のセリ機を刷新、これに合わせてセリ会場の改修も実施する」
　「現在１７０席程度あるＰＯＳ席をコンパクトにし、ＰＯＳ７０席、座席数９８席の会場にリニューアルする。現状より、座席間のスペースを広げ、来場会員がゆったりと過ごすことの出来る空間としたい」

――ＡＡ事業の現状は
　「上半期は出品台数の落ち込みも思いのほか少なく、成約率が約５％上昇したことで、組合としての利益は前年を上回る推移。今期最重要課題であるセリシステム刷新を成功裏に行い、組合運営の安定化を図りたい。前年は年間で１万６８００台の出品を集めた。今年は１万７０００台を目標とし、成約率は５０％台となる見通し。１１月の『流通センター創立３３周年記念ＡＡ』をはじめ、ディーラー協賛ＡＡなど、年度末かけての市場動向も含め、出品・成約とも活発に推移する見通し」

――若手の育成に注力している
　「会員増強と合わせて、若手の育成に注力している。今回の役員改選でも青年部会長出身の朝隈友晴理事を指導環境委員長に抜擢。役員にどんどん若手を起用し、流通や小売振興、金融といった組合の基幹事業強化につなげたい。２代目の経営者が増える中で、若手の育成は今後の大きな課題と捉えている」

――中古自動車販売士制度など販売店の資質を高める施策が活発
　「安心して買えるＪＵ販売店を形成し、適正な価格で買い取り・販売し、信頼する販売店作りを推進している。ＪＵ組織を生かした今後の差別化を図るため、ユーザーへのアピールを強めたい。大型店の進出などで、競合が激しくなる中、ＪＵ会員として生き残るために、各種制度を活用していきたい。地元の中古車流通を活性化するため、若手の活性化と新規会員の拡大に努めたい」
　「適正販売店もまだ県内に１社のみ。組合員への認知不足もあり、組合員にとってプラスになる各種事業を定期的に実施するため、独自の研修会なども展開したい」

<プロフィール>
新園　康男（にいぞの・やすお）氏。１９５０年１２月鹿児島県湧水町生まれ、６４歳。鹿児島ダイハツを独立し７７年３月、新園自動車整備工場設立。９１年ＪＵ鹿児島青年部会長。９５年同理事。２００７年同監事。１１年同副会長・副理事長。１５年５月同会長・理事長。

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