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ZIP大阪(神戸市中央区、松本伸社長)は10月22日、「新会場オープン5周年記念オートオークション(AA)&第114回ヤナセコーナー」を開催した。出品台数679台を集めて盛大に開催、成約率は75.6%の高率だった。成約台数513台は今年度最多で、5周年記念に花を添えた。
セリ開始前には松本社長が挨拶に立ち「業界の皆様に、輸入車AAと言えば『ZIP』と言っていただけるよう、これからも社員一同で努力してまいります」と話した。
松本社長は自動車流通新聞の取材に対し「5年前は成長戦略の中での移転、新会場でのAAスタートだったが、そこから順調に出品台数を伸ばすことができた。直近の出品店件数はほぼ横ばいという状況だが、今後も引き続き、ディーラー出品に特化した営業戦略で体制を強化し、会員の皆様に良質な輸入車を供給していきたい」と意気込む。
ディーラー出品を強化する狙いには「ヤナセ拠点からの直送など、ディーラーで定期的なサービスを受けた良質車を多く集荷することで『華』のあるオークションを目指したい。今回のヤナセコーナーにも200台近い出品車が集まったが、特徴を生かしたAA運営で存在感を示していきたい」とする。
新会場効果もあり、近年は出品、成約とも順調に推移する大阪会場。USS神戸会場内という恵まれた環境を生かして、更なる成長戦略を描く。一方で東京会場(東京都江戸川区、JAA会場内)においても「積極的な若手の人材採用など、設備と人員の増強にも注力していきたい」(松本社長)という。
神川薫会長は「西宮市鳴尾浜から神戸への移転で、この5年間は大きく成長することができた。恵まれた環境でAAを開催できることは大変ありがたいこと。前会場では臨時ヤードを何とか確保しながら、出品台数400台が限界という状況だったが、USS神戸会場の協力で、全天候型のストックヤードなど、会員利便は飛躍的に向上した」とこの5年前を振り返りながら、確かな手応えをつかむ。
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