「査定検査ができる人」への近道(後編) - グーネット自動車流通

2017年(平成29年)12月15日 [金曜日] 先勝 |  サイトマップ サイトマップ

「査定検査ができる人」への近道(後編)

整備 2017年06月09日
株式会社ジャッジメント 取締役 橋本剛
会社名:ジャッジメント

 修復歴のチェックは【ボルトの回し跡】や【シーラントの状態】のようなポイントを知っているだけでなく、車体構造のような基礎知識を習得することも大切です。今回は、チェック時に【迷い】が生じた際、どのように正しい判断に導ける方法をご紹介します。

<迷った場合の対処法>
 日常クルマをチェックしていると、判断に迷う場面に遭遇することがあります。「このドアの塗装は、新車時のものか?それとも再塗装か」、「ボンネットに塗布されたシーラントが少し雑だけど、これは後塗りなのか」、「フロントインサイドパネルに【シワ】を見つけたけど、これは事故によるものか、それとも新車時からの形状か」。こうした【判断の迷い】は査定検査をしていれば必ず経験するものです。私達も同じでいまだに判断で迷うことが多々あります。初めて見るような新型モデルであれば、新車状態も知らないので、比較しようもありません。そこで大事なのが「仮説と検証」なのです。

<これは交換しているのか>
 ここで事例を挙げてみましょう。画像Aの赤枠内は、リヤエンドパネルとリヤフロアの接合部に塗布されたシーラントです。一見すると少し雑に塗布された印象があります。これが新車状態なのか、それともリヤエンドパネル交換修理に伴う「後塗り」状態なのか、判断に迷ってしまいます。ここで【仮説】を立ててみましょう。【もしもリヤエンドパネルが交換歴有りならば、シーラントは後塗りであり、溶接は交換時のものだ】この仮説を溶接跡の状態から検証するのです。リヤエンドパネルが交換されているのであれば、隣接する部位の接合部は必ず「再溶接」となっているはず。つまりシーラントの判断で迷いがあるならば別のチェックポイントを確認してみるということなのです。その再溶接跡を発見できれば、仮説は成立、そしてシーラントは後塗りと判断できます。では実際に溶接跡を確認してみましょう。リヤエンドパネルとリヤフロアの接合部は、画像Bの赤枠エリアで確認することができます。荷室側は塗布されたシーラントで確認できないので、ボディ下側から確認してみます。そこから見える溶接跡は新車時のスポット溶接跡でした(画像C)。結果として「リヤエンドパネルが交換歴有り」の仮説は不成立となります。つまり荷室側に塗布されたシーラントは「新車時に塗布されたものである」証明となるのです。

<仮説と検証に必要なもの>
 正しい【仮説と検証】ができれば高い判断精度が望めます。その為には、・部位名称・隣接する部位との接合位置・新車状態等、蓄積した基礎知識の量が大切です。エンジンルームを眺めて「なんとなく怪しい」だけで判断する行為は、あまり褒められた行為ではありません。それは技能向上が望めないだけでなく、「適正価格の算出」といった査定の目的すら果たすことが難しくなるのです。

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