【繁盛店レポート】NEOSグループの二村自動車… - グーネット自動車流通

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【繁盛店レポート】NEOSグループの二村自動車(広島市安佐南区)

2015-10-19


  

  • 社員が働きやすい環境作りに注力する二村一弘社長
    社員が働きやすい環境作りに注力する二村一弘社長
  • グループ顧客に配布するオリジナル季刊誌「エコカーライフヒロシマ」
    グループ顧客に配布するオリジナル季刊誌「エコカーライフヒロシマ」
  • クライスラー・ジープ広島(広島市安佐南区緑井)
    クライスラー・ジープ広島(広島市安佐南区緑井)
  • 本社の入るスズキアリーナ沼田(広島市安佐南区長楽寺)
    本社の入るスズキアリーナ沼田(広島市安佐南区長楽寺)

 広島市内を中心に、カーライフ総合企業として9カ所もの事業所を運営するNEOS(ネオス)グループ、二村自動車(広島市安佐南区)は今年5月、創業者の二村義春氏から二村一弘氏への代表者変更を行い、着実なバトンタッチを行った。義春氏はJU広島の会長・理事長職も後進に譲り、同社においても現在は会長として一弘氏の経営を見守る。

■整備工場からのスタート
 同社の創業は1971(昭和46)年。二村自動車商会として整備工場からスタートした。整備部門と合わせて、いち早く車販部門(ニムラモーターランド相田店)も立ち上げ、車販と整備の両輪で地域に根差した事業拡大を推進していった。平成に入り、この車販と整備の両部門を一本化するとともに、97年には広島クライスラーの立ち上げ、新車ディーラーの経営にも乗り出すなど、先を見据えた業態の転換・拡大が今日のカーライフ総合グループの形成に拍車をかけた。一弘社長はちょうどこの時期に広島クライスラーに入社した。

■新車・中古車をバランス良く販売、管理客をベースとした商売が定着
 地元密着の運営を推進する中、新車正規ディーラーの集客力などを生かした「管理客」を核とした営業展開でグループの強固な基盤を構築。「カリスマ経営者として強いリーダーシップと決断力が現在のグループを作った」(二村社長)と会長の築いた基盤を引き継ぎながら、さらなる事業強化を目指す。「この5~6年は販売だけでなく、整備や鈑金にも注力。業態として車販のウエートが70%から30%に下がった」(二村社長)という。これまで以上に基盤収益部門が強くなり、車販の動向に左右されない強固な経営基盤を手に入れた。

■「保険部」を立ち上げ
 約2年前にはグループの各事業所をバックアップする「保険部」を立ち上げた。「自動車保険に加入していないユーザーには車を販売しない」という強い企業ポリシーのもとで、ユーザーとの強固な信頼関係を構築する。保険部による日々のロープレ活動の展開や「お客様に適正な保険を」(二村社長)という思いが、すこしずつ成果に表れているという。

■新・中バランスの良い車販
 新車が60%、中古車が40%という同社の販売構成比。2万件の管理客を保有しながら、新規客拡大を目指す。広島クライスラーのほか、スズキアリーナ沼田・五日市、マツダオートザム安古市を通じた新車販売のほか、整備工場併設の各店を通じた車販で管理客を拡大する。

■創業精神を引き継ぎながら「強い会社」へ
 義春氏の創業精神を引き継ぎながら、規模だけでなく、グループ内の「人」や「仕組み」を生かすしっかりとしたビジョンのもと、さらなる会社発展を目指す。M&Aにも積極的で、後継者のいない自動車関連企業などを取り込み、グループの相乗効果を高める考え。毎年作成する「経営計画書」で全社員が事業計画や全社ビジョンを共有する拠り所とする。

【店舗情報】
社名:二村自動車
代表者:二村一弘社長
住所:広島市安佐南区長楽寺2-6-18(本社)
事業所数:9カ所
設立:1971(昭和46)年7月