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日本自動車鑑定協会(東京都大田区・剣持純也理事長)は1月5〜7日の3日間にわたり、車両鑑定技能向上を目的とした「鑑定師実車テスト」を実施した。このテストは年に一度、同協会の正会員である「ジャッジメント、エキスパート、アイズ、カークレド」の約140名から構成される全ての鑑定師(Grading Master)に対して2021年を除き毎年実施している。
技能向上研修試験は、用意された30台の中古車に対して、1台あたり15分以内に計10台について、修復歴の有無や外装、内装、機関について見極めを行う。同協会では、テスト専用のアプリを開発、車両検査が終了すると、直ちに結果が表示され、個人別の成績結果などが確認できる。
同協会では、昨年だけで約63万台以上の車両を新規で検査している実績がある。蓄積されたデータは毎月、鑑定師別に分析しレポートすることで、さらなる検査精度向上を図っている。
剣持理事長は、「昨年はコロナ禍により実施できず2年ぶりの開催となる。1台ずつ異なる中古車の品質・価値を、資格を持った鑑定師(Grading Master)が1台ずつ検査・評価し、鑑定証を発行している」。こうした取り組みを通じて「消費者のクルマ選びに安心をプラスした情報を提供していきたい」と話している。
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