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昨年、一般社団法人日本輸入車整備推進協会(JISPA)を立ち上げ、理事長に就任した有限会社玉野自動車の平林潔社長。輸入車の整備工場ネットワークを構築し整備コストを下げることで業界の活性化を目指している平林社長に玉野自動車の取り組みついて聞いた。
【『クルマのお医者さん』が考えの根本】
顧客層は輸入車が中心だが、国内メーカーの軽自動車、乗用車はもちろんトラックの修理・整備・車検も受けている。会社の方針は、『直せるものは直していく』。その方針を理解いただけるお客様には近隣を含め関東一円からも工場に来ていただいている。
我が社の考えの根幹には、『クルマのお医者さん』という考えがある。例えて言うならば、言葉こそ違いはあるが医者に日本人専門、イギリス人専門はない。日本人もイギリス人も同じ人間であり、基本は同じつくりをしている。クルマも同様に日本車も輸入車もつくりは同じ。部品や仕様の違いはあれど、基本的な構造は一緒。だから、国産車・輸入車・トラックを問わず対応できるようにしている。
【ボッシュサービスにより技術の向上を】
ボッシュの看板を出したことで工場に来る人は増えた。ボッシュの看板により、知っている人が見れば我が社はしっかりした工場と認めていただいている。ボッシュの認定工場になると決めたのは、ボッシュのトレーニングが素晴らしいから。技術的なことは当然としてサービスを含めた実技研修を2年にわたり受講しなければいけない。その上で試験に合格し、さらに新たな技術研修も受けて技術とサービスを維持していかなければならない。他にも工場のレイアウトから財務状況やスキルアップしていくためのミーティングを従業員が開催しているかまでドイツ監査会社のチェックも入る。だからこそボッシュサービスは世界で通用する資格であり、お客様にも認めていただいている。ただ、ボッシュサービスにおける我が社の狙いは『技術トレーニング』。エンジンやミッション、サスペンション等の先端技術まで学んでサービスの品質を上げることができる。結果、お客様の満足を高めることができリピーターも増え、お客様が増えて行く。
修理・重整備がメインだが、収益としては車検も大きい。ただ、車検は『通ればいい』ではなく、『良い状態で乗るには』をお客様に提案している。最近では車検が通ればいいというお客様が増えているが、良い状態で乗るために必要な修理箇所を提案し、費用や優先順位を考慮した上で、お客様に納得いただいている。
【『修理』という原点を忘れない】
最近の車は、輸入車やハイブリッド車をはじめ整備工場で扱いにくい車が増えている。工場によってはブレーキオイルの交換も難しい。結果、修理・整備も次第にディーラーに流れるようになるのが現状。
一方でディーラーで費用で困っているお客様がいたら、中古部品や部品の1箇所を換えるだけで安くできることもある。修理はそういうものであり、何でも新品に換えるのではなく、使えるものはしっかり使い、お客様にも喜んでいただける。
現在整備士が6名おり、各自が優秀だが、もっとスタッフが欲しい。良い人材が揃うことで、知恵や工夫も増え、お客様に喜んでいただけるサービスを提供できるようになる。
<店舗情報>
会社名:有限会社 玉野自動車
住所:神奈川県横浜市西寺尾2-25-18
電話:045-432-8073
店舗代表者:平林潔社長
設立:昭和47年
工場種別:関東運輸局認証番号 2-3699
スタッフ数:9名(検査員5人、整備士1名、サービス3名)
敷地面積:970㎡(駐車場含む)
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