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TAA兵庫(兵庫県西宮市、北口武志社長)は1月11日、「兵庫会場グランドオープン記念オートオークション(AA)」を開催した。記念すべき第1回AAの出品台数は1848台に上り、このうち1367台を成約、74.0%の成約率を記録する活気溢れるグランドオープンとなった。来場数が623社に上るなど、会場内は多数の来場者で賑わった。
セリ開始前のセレモニーで北口社長は「10年にわたり全国10会場体制で皆様の中古車流通のお手伝いをさせていただいておりましたが、近畿地区においては近畿会場1会場のみということで、大市場において皆様にご不便をおかけしておりました。10年ぶりの新会場立ち上げとして今回グランドオープンしました。POS席600席を有するセリ会場には、デジタルサイネージを各所に配置しました。大型の検査棟と撮影室、3層の立体駐車場を新築しました。週1回のAA開催だけでなく、皆様のビジネスをお手伝い出来る体制を整えました。流通インフラとして社会貢献することがわれわれの特徴でもあり、大きな役割です。このグランドオープンを第一歩に、安心、安全な中古車業界の発展のために、地域の皆様に愛され、必要とされる会場を目指してまいります」と挨拶を述べた。
続いて同会場の会場長を務める筧正樹執行役員が挨拶に立ち「近畿会場とともに、公平・公正なAAで皆様のご商売のお役に立ちたいと思います」と抱負を語った。
同社は2019年(1〜12月)、全国10会場のうち、6会場(近畿、四国、北海道、広島、横浜、南九州)で過去最多出品台数を記録するなど、全体でも過去最多出品台数となる91万7899台(前年比10%増)を記録、出品台数は3年連続、成約台数は8年連続で過去最高記録を更新している。こうした中、19年に最も出品台数を伸ばした近畿会場は同19%増という驚異的な伸びを見せた。1開催あたり平均出品台数を約500台伸ばすなど、3000台水準を一気にクリアした格好だ。兵庫会場開設に伴う減少分を見込んでベースアップを図った格好だ。
今回の兵庫会場グランドオープンにより、近畿会場が運営母体だった兵庫特設ヤードは「神戸北ヤード」と改称して兵庫会場のサテライトヤードに、神戸市中央区のポートアイランドにあった「神戸ヤード」は12月3週目で廃止となった。兵庫会場開設に伴い、この1年間は特に販売店と協力体制強化はもちろん、一般会員の間口拡大にも積極的に取り組んでいる。
同社では、当面は兵庫会場で1000〜1500台規模のAA開催を展開、近畿会場との合算では週4000台規模の集荷を安定確保する考え。一方で将来的には2会場で週5000台規模の開催を目標としている。
新会場は敷地面積7万973平方メートル(2万1500坪)、収容台数は立体駐車場を含む2500台規模。同じ土曜日開催の横浜会場と接続、会場間落札なども開催初日から活発に行われていた。同会場の限定コーナーとしてTAA全国初の「SUVコーナー」を立ち上げたほか、近畿会場との相互画像出品をスタートした。これは近畿会場(火曜日)の流札車を兵庫会場に画像出品する「近畿画像出品コーナー」と、兵庫会場(土曜日)の流札車を近畿会場に画像出品する「兵庫画像出品コーナー」を毎週相互開催するもの。
同社は近畿と兵庫の2会場体制で大市場である近畿地区での会員利便の更なる向上を図っていく。
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