“査定検査の時間短縮に効果あり“お決まりのダメージ”を知る(後編) - グーネット自動車流通

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“査定検査の時間短縮に効果あり“お決まりのダメージ”を知る(後編)

整備 2018年09月26日
株式会社ジャッジメント 取締役 橋本剛
会社名:ジャッジメント

 前回、その車にあって当然“お決まりのダメージ”についてご紹介しました。今回は更に価値減価の大きいダメージについてご紹介いたします。

◆流行のミニバン・SUV形状で注意すべきエリアは?
 アルファードやエルグランド等のミニバン形状、そしてハリアーやエクストレイルのようなSUV形状のモデルは、車格の大型化がトレンドとなっています。こうした大型ミニバンやSUVの“お決まりポイント”は、ずばり“リヤエリア”です。ボディの“取り回し”が難しいこれらのモデル、特に車庫入れ操作は運転に慣れていない人にとっては大変な作業となります。アシスト機能として“バックカメラ”が取り付けられている車両が大半ですが、それでも死角が生まれます。以上の要因からリヤエリアを損傷、あるいは修理しているケースが他の形状に比べると目立ちます。特に車庫入れ時のような“緩やかな速度”でも、リヤバンパーが“押される”ことで、バンパーステーを経由しリヤエンドパネル下部が曲がってしまいます。“リヤエンドパネル曲がり”は先代までのアルファードにおいて“ド定番のダメージ”として多く見られます。リヤエンドパネルの曲がりは、評価点が減点される要因につながりますので、注意しましょう。

◆ハンドル位置で注意すべきエリアが変わる?
 そして形状だけでなく、注意したいのがハンドル位置。日本国内で流通している車両のほとんどが右ハンドル仕様です。その為、左折、車庫入れ、幅寄せ等様々なシチュエーションにおいて左側に死角が多く生まれます。その結果、左側面を損傷してしまう個体が多くみられます。これは右側面と比較しても圧倒的に数が多くみられます。これに比例して左側面を加修している車両も数多くみられます。加修の内容が“板金修理”で済んでいれば良いのですが、部位が交換されてしまっていると評価に影響が出てしまいます。特に損傷頻度が高い“リヤタイヤハウスのアーチ部分(画像②)”が含まれている左リヤフェンダーは、溶接接合された部位であり、交換されてしまうと価値が大幅に下がってしまいます。 

◆損傷頻度が高い=加修頻度が高い
 前回ご紹介した外装ダメージもそうですが、損傷頻度が高い“お決まりのダメージ”は、既に加修が施されている可能性も高くなります。損傷が現存していないからといって油断は禁物。 板金修理や部位交換の有無を必ず確認するようにしましょう。 








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【対象評価点】

4、4.5点

【抽出価格条件】

直近価格が500千円以上

【抽出台数条件】

毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること