令和最新版【査定検査ガイド】⑩車台番号を探す - グーネット自動車流通

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令和最新版【査定検査ガイド】⑩車台番号を探す

整備 2022年12月23日
会社名:ジャッジメント

 中古車査定では、車内の確認=内装・電装・機関系の確認がまず思い浮かびますが、令和における確認として怠ってはいけないのが“車台番号”の確認です。

●車台番号はエンジンルームから客室へ
 これまで車台番号は、エンジンルームと客室を隔てる『ダッシュパネル』に刻印されるのが主流でした。その車両に付与される“固有の識別番号”として重要な意味合いを持つことから、事故による損傷を受けにくいダッシュパネルに刻印するのが最適だったからです。それが近年、客室内のセンターフロアパネルに刻印されるモデルが増えています。実は風雨(とくに塩害発生地域)にさらされるエンジンルームは錆腐食が発生しやすく、車台番号の識別が困難になるケースがあります。打刻位置をセンターフロアパネルへ移行するのは、こうした車両を減らす意図があると推察できます。買取査定や下取査定の現場では、車検証に記載されている車台番号と実車に刻印された番号が一致しているか否かを確認している方は少ないですが、検査員はできるかぎり実車の番号を確認するようにしています。それは“車台番号改ざんがされていないか?”を確認するためです(画像①)。 

●盗難されやすいモデルは要注意!
 画像①は、トヨタ・ランドクルーザーのフレームに打刻された車台番号が改ざんされているものです。昔から国内外で人気の高いモデルは、車両盗難の被害に遭いやすいのですが、その状況は現在でも同じ。改ざんされた番号が合法的に消去(画像②赤丸)され、新たな車台番号が付与されている(画像②黄丸)車両であれば売買に問題ありませんが、それでも査定価格には大きく影響を与えてしまいます。実情として、日々多くの車両を検査している私達でも、こうした車両に遭遇するケースは少ないのですが“もしも”のことを想定して確認を実施しています。

●まさか?!の場所に刻印しているモデルも・・・
 車台番号が客室内に刻印されている場合、大抵のモデルは右前シートの座面下や足元付近に打刻があります。ところがカーペットの切れ込みや、確認用のカバーを探してもなかなか見つからないケースがあります。例えば画像③はホンダ・S660ですが、助手席側のセンターフロアパネルに刻印されています。私が初めてS660を検査した際、それを知らず運転席廻りやエンジンルーム内を右往左往して困った経験があります。他にも後部シート付近、フロントピラーインナー側等に刻印されているモデルも存在が確認されています。カラーナンバー同様、刻印位置を事前に把握しておくことは無駄な時間の回避にもつながります。弊社のYOUTUBE公式チャンネルでは、全ての車種別動画で車台番号の刻印位置を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 皆様方におかれましても高額車両の査定をする際には、実車の刻印を確認されることをお勧めします。


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【対象評価点】

4、4.5点

【抽出価格条件】

直近価格が500千円以上

【抽出台数条件】

毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること