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貫名自動車工業(貫名博信代表)は富士山と駿河湾に囲まれている静岡県富士市の南部に店舗を構え、すぐ近くには東名高速道路の富士ICや同県を東西に走る主要幹線道路の国道一号線があり、アクセスに非常に恵まれている。同店は、1977年5月に創業、今年で44年目を迎えた。現在は、中古車販売を主軸としながら、新車販売やカスタマイズ、また、自社認証工場を保有していることもあり車検、整備業と幅広くカーライフを支援、「町の車屋さん」として重要な役割を担っている。「JUテントリ」はサービス開始の2014年から取り組みを開始、主に販売で活用している。「業販事業として重要な柱の1つとなっている」(貫名代表)と話すように、「JUテントリ」は同店では無くてはならないサービスとなっている。今回は、貫名代表に「JUテントリ」の活用方法と成功事例を聞いた。(福井伸幸)
■店舗に車両があることで、販売チャンスが増加
「JUテントリ」を活用する以前の卸売りは、オートオークション(以下、AA)がメインであった。AAで流札した場合、店舗に戻す手間やコストを考え再出品を選択していたが、店舗に車両を置いたままで業販ができる「JUテントリ」を知り、すぐに始めた。「今までは、流札車はAA会場に置きっぱなしになっていたが、店舗に戻すことで、JUテントリでの業販に加え、小売りでのチャンスが増えた」としている。
■チャンスを逃さない仕組みに期待
「JUテントリで一番期待できるのは、24時間365日、時間や場所にとらわれず、車を販売できること」と話す。日々、販売や登録、整備など本業をこなす傍ら、JU静岡で理事と青年部顧問を務め多忙を極めている。じっくりと販売に本腰を入れられない時も多々あるが、JUテントリを活用することで、昼間の外出時、夜間の閉店時、店舗休業日など自身が店舗にいなくても販売を行うことができる。
■登録する車両はまずAAに出品
同社では、JUテントリに登録する大半の車両を最初に所属するJU静岡のAAに出品する。出品するメリットは第3者による検査を受けられること、そして出品票と写真を引用できることにある。貫名代表が特に力を入れているのが出品票。実車確認はもちろんのこと、1台1台カタログで調べて、純正装備、オプション、社外品など書ききれないほどのセールスポイントを出品票に記入する(写真参照)。「時間が掛かり、誤記入のリスクもあるが、それを上回る効果がある」と話す。
■手間を掛けることがクレーム防止につながる
同社はJUテントリを始めてから約100台の車両を販売しているが、現在に至るまでJUテントリを通じた販売によるクレームは1件もない。それは、前述にあるように詳細に記入された出品票が大きな役割を担っている。出品票のアピールポイントには装備がびっしりと書かれているが、それとは別にキズなどのマイナス要素も装備と同様にしっかりと書かれている。貫名代表は「買う側の立場になって、少しでも購入時の不安を解消することが大事」と話すように、購入側の気持ちまで考えた行動が、現在までのクレームゼロにつながっている。
■時にはJUテントリ用の車両を仕入れる
JUテントリに掲載する車両は小売り向けの比較的回転が速く、薄利な車両が多いが、あえて、回転は遅いが利益を十分に確保できる車両を仕入れることもある。仕入れる車両は旧車のセダンやSUVが多い。「旧車は相場がわかりづらいので、日々研究し、相場観を養っている」と、貫名代表は毎朝1時間半かけて、全国のAA会場に出品される旧車をチェックしている。同じJUテントリに掲載する車両でも、回転重視と利益重視を分けることで、安定した収益の確保となっている。
■多くの会員に使ってもらえるサービスに
「JUテントリのサービス自体や事務局の対応には現状満足している。だからこそ、より多くの会員に使ってもらうことで、売り手、買い手が増え、今以上に活性化したサービスになると思う」(貫名代表)と今後の展望を話した。
【店舗情報】
社名=貫名自動車工業
所在地=静岡県富士市中丸67-1
電話=0545-64-0988
代表者=貫名博信代表
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