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ヤナセ(東京都港区)の吉田多孝社長※は4月1日、ヤナセグループ新入社員160名に向け、訓示を贈った。(※『吉』は土に口)
以下、訓示要旨
新入社員の皆さん、ヤナセへの入社おめでとうございます。
本日、総勢160人の皆さんをヤナセグループの社員として迎えることを大変うれしく思います。
40年前、私も「自分が志した会社で一人前の社員として活躍できるだろうか?」と、期待と不安を胸に抱きながら入社式に臨んだ新入社員の一人でした。それでも「自分が入社を決めた会社で精一杯がんばろう」と自分を奮い立たせ、心に誓ったことを今でもよく覚えています。
社会人生活を始めるに当たり、決して自分一人の力だけではなく「ご両親やご祖父母、ご兄弟、学生時代の恩師や先輩方のおかげで社会人としてのスタートラインに立つことができた」 ことを胸に刻んでほしいと思います。そして今、皆さんが思い浮かべた方々に、自宅に戻ったら電話やメールでこれまでの感謝の気持ちを伝えてください。「人に感謝をすること」は社会人としての第一歩であり、社会人の心構えの基本です。
ヤナセが皆さんに求めるのは、「一人一人が仕事のプロとして、自分が担当する仕事をしっかりと実行すること」です。配属先は北海道から九州まであり担当する職種もさまざまですが、各職場で一日も早く担当する仕事のプロになってください。一つの仕事を極められなければ、仕事の幅は広げられません。常に担当する仕事への追究が必要です。それがプロになるための近道であり、そのプロセスを経て覚えた仕事は生涯身に付きます。時には失敗することもあるかもしれませんが、失敗を恐れず職業人として知識と技術を磨き「誰にも負けない」と胸を張れる分野をつくってください。「ヤナセでの自分の仕事に愛着と誇りを持ち、毎日の努力を重ねること」はヤナセが社員に求める仕事に取り組む姿勢です。
自動車産業は100年に一度の変革期を迎えているといわれ、脱炭素社会に向けて政府が掲げた「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」がその一つです。また販売方法は対面式に加え、オンラインを活用した非対面式の拡大が想定されます。このように変化が始まっていますが、自動車を購入する際に「実車に触る、試乗する」のは不変です。また、自動車の車検・一般整備なども車が走り続ける限り需要はなくなりません。
ヤナセの経営環境は大きく変化してきましたが、先輩諸氏は変化をビジネス拡大のチャンスと捉え「ヤナセで買うことの価値」を実感していただくために何をすべきか、に注力してきました。ヤナセのDNAである「車を通じて豊かな社会を創る」「車のある人生を創る」という創業以来の使命を大切にしながらも、ヤナセのビジネスを取り巻く環境変化へのチャレンジに皆さんの参画をお願いします。
ヤナセという会社を、そしてヤナセのブランド価値を輝かせるのは、社員一人一人の心構えとがんばりです。全国の多くの学生の中から選ばれて入社した、今日の気持ちをいつまでも忘れないでください。皆さんの若い力、新しい発想と熱い情熱は、ヤナセの飛躍に欠かせないものと信じて大いに期待しています。
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