川崎大輔のアセアン市場まるわかり⑳ - グーネット自動車流通

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川崎大輔のアセアン市場まるわかり⑳

コラム 2021年01月26日
アセアン中古車流通の課題、日本企業のチャンス
会社名:アセアンカービジネスキャリア
急速に拡大するアセンの自動車市場

急速に拡大するアセンの自動車市場

拡大拡大する

 欧米と比較するとアジアの中古車流通は遅れている。一般的にその国の中古車流通の発展度合いを図る指標は、新中比率が利用される。新中比率はその国の新車販売台数に対する中古車台数の比率だ。その観点では、ヨーロッパ(英国など)は約3.0、アメリカでは2.0と中古車流通が新車流通の2倍、3倍ある。一方、アセアンでは1番高いと思われるタイでも1.0ほど、インドネシアなどでは1.0より低い比率だ。新車流通より中古車流通が少ない。

 アセアンではまだ安心してユーザーが中古車を購入することができない。販売されている中古車には価格が表示されていない。また、走行距離や過去の自動車修復履歴なども明示されていない。アセアンでは「中古車流通の健全化」が必要だ。売り手と買い手の間で中古車情報に関する情報の非対称性、格差をなくした、公正な取引を行えるようにすることだ。情報開示だけでなく、明白な店舗基準、自動車点検基準、適格な納税などで、中古車流通全体の信頼向上が求められることになる。

 日本でも1970年代はブローカーが活躍し似たような市場であった。日本では80年代以降にオークション流通や中古車情報誌などの発行が拡大した。それにより中古車の市場価値がユーザーにわかりやすくなっていきブローカーの出番が少しずつ減っていった。アセアンの中古車流通健全化のためには、日本が中古車流通を健全かしてきた過去の経験を伝えていくことが重要だ。当然、文化や慣習は異なる。そのため日本の過去の経験すべてをアセアンに横展開することはできない。しかし、日本がたどってきた過去の中古流通市場の変化や具体的な政策、制度などは参考となる。アセアンの中古車市場にはまだまだ開拓の余地が残されており、大きなポテンシャルがある。アセアン中古車流通の健全化は、日本の自動車メーカーにとっても更なる市場拡大につながる。中古車ビジネスに関わる日本企業にとって、アセアンでの中古車ビジネスは大きなビジネスチャンスとなることは間違いない。

<川崎大輔 プロフィール>
大学卒業後、香港の会社に就職しアセアン(香港、タイ、マレーシア、シンガポール)に駐在。その後、大手中古車販売会社の海外事業部でインド、タイの自動車事業立ち上げを担当。2015年半ばより自らを「日本とアジアの架け橋代行人」と称し合同会社アセアンプラスコンサルティング にてアセアン諸国に進出をしたい日系自動車企業様の海外進出サポートを行う。2017年に株式会社アセアンカービジネスキャリアを立ち上げアセアン各国からの外国人整備エンジニアを日本企業へご紹介。アジア各国の市場に精通している。経済学修士、MBA、京都大学大学院経済研究科東アジア経済研究センター外部研究員。






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