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TAA兵庫(兵庫県西宮市、北口武志社長)は1月9日、「1周年記念オートオークション(AA)&初荷市」を開催した。グランドオープンAAパート1の出品台数1848台を大きく上回る過去最多出品台数2335台を集めてAAを開催、開設から1年が経過し順調に地域に根差してきたことを表すような盛大なAAだった。成約率も76.4%という高率だった。
セリ開始前のセレモニーには、北口社長や矢谷直樹執行役員らが出席した。北口社長は「兵庫会場は10年ぶりに11番目のTAA会場としてオープンし、近畿会場とともに、関西エリアをカバーする大変重要な会場です。昨年のオープン早々から、コロナ禍で満足に営業活動をできない状況にありましたが、しっかりとした礎を築いた1年でもありました。多彩な品揃えで会員の皆様をお迎えするとともに、TAA全体においてもAAインフラの強化を推進してまいります」と挨拶を述べた。
続いて平野裕治会場長が挨拶に立ち、心からの感謝の言葉を述べた。
セリスタート後には、ソーシャルディスタンスを確保しながら記者会見の場を設けた。同社では「感染防止を徹底した来場型AAを展開するとともに、TC-webΣを活用した外部応札も推奨していきたい」とし、昨春の緊急事態宣言発令時のような無来場型のテレワーク開催を避けたい意向を示した。
兵庫会場の状況については、1開催あたり出品台数は836台、開設当初から展開する「SUVコーナー」のほか、月1回開催の「フォークリフトコーナー」など、趣向を凝らしたコーナー編成などで着実に会場ファンを拡大している。実際、今回の1周年記念AAではグランドオープン時を500台近く上回る上乗せだった。「関西という激戦区において、エリア2会場での運営。コロナ禍で十分な活動ができていないのも事実だが、『TAAらしいオークション』をアピールし、ご利用いただけるAA会場を目指したい」(北口社長)とするように、着実に兵庫会場の存在価値を高めていく考え。現状の出品店傾向(一般店)を見ると、出品の4割以上は兵庫県内から出品が占めており、近畿会場で取引のない会員店も多いという。近畿と兵庫の2会場体制での運営基盤強化は着実に固まっている。
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