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USS大阪(大阪市西淀川区・安藤之弘社長)は5月10日、「RENEWAL大記念オートオークション(AA)」を開催した。文字通り、会場設備のリニューアルを記念したもので、ゴールデンウィーク(GW)の休業期間を利用してセリシステムを最新の多機能端末に刷新した。当日は今年度3番目に多い出品台数4917台を集めて盛大な大記念AAとなった。
セリ開始前のセレモニーで萩田匡利会場長は「約15年間使用したAAセリシステムを入れ替えました。グループ19会場の中で、10会場目の新システム導入です。多くの会場で実績のある信頼性の高いシステムを導入しました。今後も会員の皆様の利便性向上に努め、『頼りになる会場』を目指してまいります」と挨拶を述べた。
同会場は、GW期間中にオークションホール内のセリ端末を最新型の多機能端末に入れ替えた。端末数は800から600台に減少したものの、会場前方と後方で座席配置を分け、前方は2人席に1端末、後方は2人席に2端末を配置した。22インチの液晶モニターを採用し、とても見やすく、車両画像の増加などで下見検索などもしやすいほか、商談など席上であらゆる操作が可能となり、会員利便が飛躍的に向上したという。ICカード方式を採用することで、セキュリティ強化にもつなげた。今回のセリシステムのリニューアルに合わせて、館内照明のLED化も実施した。
萩田会場長は「今回のような会場設備の刷新やソフト面での強化を合わせて『商売に役立つ会場』として会員利便を高めていきたい。今後も地に足を付けた会場運営で、会員ニーズに応えていきたい」と話す。4月の単月実績では、全国5位の出品ボリュームを集めた同会場だが、今回のAAからは「輸入車プライムタイムコーナー」を新設・早期定着させることで、更なるセリ活性化につなげる。また、現在名古屋会場で展開している「OBDコーナー」も6月をめどにスタートする予定。
USSグループでは、同会場のほかに神戸エリアにUSS神戸とHAA神戸を有するが、HAA神戸はすでに新システムを導入済み。残るUSS神戸でも今夏にもシステムリニューアルを実施予定で「3会場のセリシステムが統一されることで、会場間の業務連携などもスムーズに行えるようになる。関西地区3会場での連携を更に強め、グループのスケールメリットを高めていきたい」(萩田会場長)と話す。
当日は現在HAA神戸を担当する池田浩照常務も同会場を訪れ、萩田会場長をはじめとする会場スタッフを見守った。池田常務はUSS大阪、USS神戸の会場長を兼務し運営体制を強化、昨年4月萩田会場長と伊奈伸泰会場長(USS神戸)に引き継いだ経緯がある。
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