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日本の文化でもあり、私たちの食生活を支える農業。しかしながら農業従事者の高齢化に伴う農業離れ、その一方で新規農業への従事者は増加傾向にある。離農農家から不要となった農機具の処分、また新規参入農家の農機具需要発生という需給バランスの中で、中古農機具のニーズは、一層高まっている。日本製の農機具は優れた工業製品として、中古機種にも注目が集まり、国内はもとより、海外からのニーズも高まっている。
日本中古農機具流通協会(「JUDA」東京都大田区・中里豪介事務局長)は、クリアな市場形成を実現するため、取引された農機具をデータベース化し、情報提供を行うことで、健全な業界の発展と育成を目指している。
買い手市場であった農機具の流通、売主は所有する農機具の時価が分からないまま売却を迫られるケースが多々ある。こうした売買により、買い手が不適正な利益を得るという公平性に欠ける流通では、市場の健全な発展を阻害するだけでなく、営利のみを追求した不誠実な売買を促進してしまう。
同協会では、こうした公平性に欠ける流通ではなく、適正な相場形成をすすめている。オークションによって取引された価格をデータベース化し、農機具を売り買いする事情主に提供している。2013年10月以降取引された約3万件のデータが登録され、会員は市場流通価格や情報の閲覧ができる。
農機具の稼働時間を示すアワーメーター。その農機具の商品価値を示す重要なデータとなるが、不誠実な仲介業者により改ざんされ、商品価値を上げる不正行為も散見される。同協会では取引された農機具のアワーメーターの情報を一元管理、蓄積し、不正の有無の検索を可能とした。
中古車販売店でも下取り、買取した農機具をどこに売却すればよいのかわからないという声が多い。同協会では、会員向けに提携オークション会場での農機具の出品及び落札の代行サービスを行っている。現在までの会員の出品成約率は、81%、落札率は23%。いずれも相場情報を活用した高い実績を残している。引き続き売り手、買い手双方にとって公正な売買が実現できる市場環境の育成を行う。同協会は、今後の中古農機具流通市場において、検査基準の画一化を図ることにより、一層の公正公平な流通網の構築を目指す。
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