- 輸出は世界がマーケットであり好調さを保てている 2024年04月24日 日本中古車輸出業協同組合(JUMVEA)
- 令和6年度青年部通常総会を実施 2024年04月19日 JU岐阜
- 【JUテントリ活用店レポート】エフクラブコーポレーション(兵庫県… 2024年04月18日 エフクラブコーポレーション
- 盲導犬協会に寄付金寄贈し社会貢献 2024年04月17日 JU兵庫
- 中部地区最大級「第3回名古屋モーターサイクルショー2024」開幕 2024年04月05日
富山県のほぼ中央に位置する射水市で新車・中古車販売を中心に、車検・整備やレンタカーなど、幅広く展開する松田自動車(富山県射水市・松田治男社長)。1967年9月(昭和42年)に創業、今年で52年目を迎える老舗である。現在は車両販売に比較的比重を置いているが、もともとは大型車の整備がメインということもあり、敷地内に指定整備工場を構え、従業員16名の内、メカニックが8名在籍するなど、販売からアフターまで一貫してユーザーのカーライフをフォローできる環境を整えている。
松田社長はJU富山の会長・理事長を務め、率先してJU事業を推進、その中でもJUテントリには特に注力をしている。今回は松田自動車の松田社長にJUテントリの活用法を聞いてみた。 (福井伸幸)
■JUテントリを商売の武器にする
松田自動車ではJUテントリを売り買いの両方で活用している。松田社長は「JUテントリはうまく活用すればメリットは多い」と話すように、使い方次第では大きな販売の武器となる。
■売りの5つのメリット
売りのメリットは大きくわけて5つとなる。1つは「直販と業販の同時並行が可能」である。在庫車両を店頭に並べながら、JUテントリにも掲載することで、直販と業販を同時に行うことができる。直販で引き合いが少ない車両も業販という間口が広がることで、可能性が上がり、在庫の回転率も良くなる。直販のみに絞れば、整備、保険などの付帯利益を見込むことができ、また代替え、紹介、増車などの車両販売につながることもできるが、反面、間口が狭くなり長期在庫になる恐れがある。2つめは「AAの落札金額を見越した価格設定で、利益の確保ができる」である。JUテントリで価格設定をする場合、AAでの落札金額をある程度予想し、AA以上に利益がでるように設定する。これにより、AAに出品する手間を省くことができ、利益を確保することができる。3つめは「JUテントリへの登録はJUナビから」である。JUテントリへの登録にはある程度時間がかかるが、AA出品車両であれば、JUナビのデータを流用することができ、JUテントリへの掲載スピードを上げることができる。4つめは「定休日、時間外でも商売が可能」である。JUテントリはもう1つの展示場と言われるように、Webで展示場と同じ役割をしている。そしてWebのメリットを最大限活かし、時間と場所の制約に縛られることが無い。定休日、時間外でも対応することが可能であれば、売買のチャンスを大きく広げることが可能となる。5つめは「低年式、過走行車にも引き合いがある」である。一般的に直販ユーザーから敬遠されがちな低年式、過走行車についても、JUテントリに登録をしておくことで、多様なニーズに応えることが可能、低価格車専門店や車種によっては輸出業者からの引き合いも多くなっている。
■買いのメリット
同社では、JUテントリを「売り」だけでなく「買い」でも活用をしている。主に店頭での接客時に使用、ユーザーのニーズにあった車両が自社の展示場にない場合でもJUテントリを使用することで、商売のチャンスを逃すことが無い。また、ユーザーに画面を見せながら商談ができるのもメリットである。複数カットの写真や詳細な説明がある場合の成約率は高いという。
■JU適正販売店とセットで活用
「インターネットの普及に伴い、安心の必要性も今まで以上に感じている」(松田社長)とするように、金額のみ判断で中古車を購入し、トラブルになっていることも多いという。そのために、同社ではJU適正販売店を全面的に打ち出している。JUテントリでは「売り」も「買い」もインターネットでの取引になる。JU適正販売店であることは、どちらも場合でも安心を訴求することができる手段となっている。
■今後について
「流通量の減少、少子高齢化が進む中、今までと同じやり方では生き残ることはできない。後継者育成、社員教育と「人」を育てていくとともに、JUテントリなど、既存の事業に囚われることない多様性を持ったものを積極的に取り組んでいき、ブランドを見出していきたい」と松田社長は最後に締めくくった。
【店舗情報】
社名=松田自動車
所在地=富山県射水市七美中野63-11
電話=0766-86-1133
代表者=松田治男社長
企業・団体関連の過去記事を検索する