【連載企画】時代を勝ち抜く 第3回「働き方改革」 - グーネット自動車流通

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【連載企画】時代を勝ち抜く 第3回「働き方改革」

企業・団体 2018年08月20日
手塚ディビジョンマネージャー(カーセブンディベロプメント)

手塚ディビジョンマネージャー(カーセブンディベロプメント)

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 現在、日本では少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少や育児や介護との両立など、働き方のニーズの多様化が求められている。こうした中で、投資やイノベーションによる生産性の向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境をつくることが喫緊の課題となっている。各企業はこのような状況の中で、社員の能力を発揮しやすい環境を如何に整備し、提供することができるかに腐心している。今回は各社の「働き方改革」に注目し、社員が働きやすい環境づくりに如何に取り組んでいるかを紹介していく。

【接客ベースから働く人をメインに】
 昨年7月に本社移転と合わせ、働き方改革に着手したカーセブンディベロプメント。その同社の取組を手塚真司ディビジョンマネージャーに聞いた。移転に伴うオフィス環境の変化と良い人材を確保するために、今までの働き方の見直しに着手した。働き方改革の旗振り役は、管理部の女性にリーダーシップを発揮してもらい、女性目線で推進している。既に実施している取組みは、社員にPCを支給し社内書類のペーパーレス化や服装の自由化、席を固定しないフリーアドレスや在宅勤務等がある。在宅勤務は、申請すれば誰でも可能としており、通勤の必要が無くなることで、地方採用もしやすくなった。出社も月1回程度で済む。

 一方で働き方改革を推進すると効率の追求となり、自分の業務に集中しがちになる。当社は他の業務や同僚に対し無関心にならないよう、自分の業務以外のことを積極的に行なっている人に「サンキュー」をつけないと退勤できないようにしている。制度面では、休日数の増加、残業もしない・させない取組みをしている。実際に働き方改革により、新卒も含め、優秀な人材を採用しやすくなった。今は本部を中心に働き方の見直しを進めているが、各店舗にも展開していく。以前は、接客ベースがメインの発想であったが、今は働く人が働きやすい環境づくりがメイン。この考えを今後はFCにも展開していく。


【働き方への意識を持つこと】
 以前、本誌の繁盛店レポートで紹介した福島県郡山市に3店舗を展開するAQUA郡山の鈴木優社長。鈴木社長は「トータルカーサポート」をコンセプトに、一つの店舗で販売から車検、板金や保険、カークリーニングと、オールマイティにお客様をサポートしたいという思いで取り組んでいる。この「トータルカーサポート」は、基本的に同社の各専門スタッフが、カークリーニングからガラスコーティング、また、認証工場として整備も行なっている。鈴木社長は、この一手間を一番のこだわりとして徹底し、コストと時間を掛けた「手間」が付加価値であり、強みとしているとして語る。その「手間」だけを見ると長時間労働や休日返上が思い浮かぶが、鈴木社長は、働き方を見直していると言う。その内容について話を聞いた。

<意識を持つことで行動が変わる>
 基本的にはノー残業であり、休日出勤は禁止にしている。仕事が回らなくとも、意識を持つことが大事。そうすると仕事を終わらせるための方法を考える。良い意味で変化していく。業務時間中にきっちりやる。無駄を省く。仕事の段取りを組む等、変化が現れてくる。今までは車が売れなかったら休日出勤することもあったが、休日出勤すれば車が売れるわけでもない。自身でも休日にしっかりリフレッシュしてもらうことが大事と考えるようになった。まだ業績は変わっていなが、もう少し時間が経てば良い方向に変わるはず。


【『人』が軸となる働き方改革】
 名古屋スバル自動車(名古屋市北区・小笠原巧社長)は2年前より前社長時代にスタートした「働き方改革」を推進、様々な取り組みの結果、現在では大きな成果を挙げている。以前は、長時間労働による生産性の低下や離職者の増加、またそれに関わるコストの増加など問題点が多くみられた。同社が推進している「働き方改革」では、「「今までの習わしや慣習を変えることが必要」(管理本部担当者)とするように、表面上の変化ではなく、根本的な意識と仕組みの改革を行なっている。具体的には、労働時間の短縮や生産性向上を目的に、2017年4月よりショールームの営業時間を、今までより前後30分短縮し10時から18時とした。ユーザーの利便性を考慮すると営業時間の短縮については、社内では懸念があったが、改革への「覚悟と信念」のもと実行、現在では新しい営業時間が定着、ユーザーに認知されている。
 
 また、毎週水曜日の他に第1から第3火曜日を全社休日に設定している他、夏季・冬季の長期連休についても交代制の出勤ではなく全社休日としている。有給休暇については、2018年度から管理職を含め、計画取得を実施、仕事と休日のメリハリを付け仕事に対する意識向上に繋げている。上記取り組み内容は一例に過ぎないが、担当者は「働き方改革は『人』を大事にすることが軸、まだまだやるべきことは多いが、働いている人が『名古屋スバルは良い会社』と言ってくれる会社にしていきたい」と抱負を述べた。

































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4、4.5点

【抽出価格条件】

直近価格が500千円以上

【抽出台数条件】

毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること