西日本豪雨、広範囲で各地に大きな爪痕残す - グーネット自動車流通

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西日本豪雨、広範囲で各地に大きな爪痕残す

企業・団体 2018年07月12日
岡山、広島、愛媛などで自動車関連業界にも甚大な被害
会社名:西日本豪雨
真備町中心部の幹線道路で放置されたままの冠水車(10日)

真備町中心部の幹線道路で放置されたままの冠水車(10日)

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 西日本豪雨による死者数が12日午後の時点で200人を超えた。大雨による洪水や山間部での土石流などが主な要因で、山陽自動車道への土砂の流入、岡山県倉敷市真備町の水没など、自然の脅威は西日本の広範囲のエリアに大きな爪痕を残している。こうした中、自動車関連業界においても多くの被害が報告されている。

 JU中販連(海津博会長)が11日午前、全国JU向けに配信した被害状況に関する報告では、JU愛媛の会員店のうち、展示場・事務所の冠水が6社に上ったほか、JU岡山の会員店で浸水3社、自宅水没1件、JU広島の会員店で事務所土砂流入1社、事務所内浸水1社、工場浸水1社、展示場冠水2社、JU福岡の会員店で事務所浸水1社、車両冠水10数台などが報告されている。ただし、ここに挙げた被害状況はあくまで速報に過ぎず、被害の大きかった広島、岡山、愛媛の各県では会員店との連絡が取れていないところも多く、更なる被害拡大が確実視されている状況。

 JU岡山からの情報提供(11日午後)によると、被害の報告されている会員店は少なくとも23社に上る。店舗やサービス工場、展示場への浸水のほか、展示車両への被害も大きいという。中でも被害の大きかった真備町でカーコンビニ倶楽部を運営するクルールコーポレーション(総社市)はサービス工場やカーコン店舗への浸水のほか、車両被害が多数発生しているという。

 JU広島からの情報提供(11日午後)によると、土石流被害などの全容が分からず、依然として情報収集活動を続けているという。オールホンダ販売の矢野店(広島市安芸区矢野東)は土石流被害の真っ只中で孤立したこともあり、復旧のめどは立たない状況。各店とも新車や中古車はもちろん、整備入庫でユーザーから預かっていた車両などへの被害も大きいという。店舗やサービス工場の復旧とともに、こうした被害への対応も難しい。

 オートオークション(AA)会場では、JU福岡(福岡県古賀市)が激しい豪雨に見舞われた7日のセリスタートを30分遅らせる措置をとった。九州自動車道の通行止めなどに配慮したもの。山陽道の被害が甚大な東広島市にAA会場を構えるTAA広島は10日のAAを休催する決断を行った。会員店の安全確保を最優先したもの。12日は通常通りAA開催を行ったJU広島(広島県北広島町)では、被害が大きかった東広島市や呉市、福山市方面からの会員店の来場が難しかったという。

 こうした中、被災地では復興に向けた力強い動きも見え始めている。真備町では10日時点ですでに水が引いており、懸命の復旧作業が始まっている。ただし、自動車販売店やガソリンスタンド、飲食店、商業施設などは軒並み浸水被害による大打撃を受けており、水道などのインフラ復旧のめども立っていない状況で、被災地支援はこれからが本番となる。

 これから夏本番を迎える中、真備町の道路では乾燥した土砂が土埃を上げていた。衛生面での不安も高まっている。復旧作業には大量の水が必要だが、水道インフラの復旧めどが立たない。被災地支援には飲料水や常温保存できる食料、防塵マスク、衣類などが効果的ではないだろうか。一方、被災地やその周辺の販売店、整備工場などでは、手頃感のある中古車のニーズが高まることが予想される。また、整備入庫などに対応した代車の確保も必要不可欠。こうした点では、業界を挙げた被災地支援が必要となるだろう。

(室田一茂)

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