【車両見極めのポイント】検査は日々の積み重ね - グーネット自動車流通

2018年(平成30年)9月26日 [水曜日] 赤口 |  サイトマップ サイトマップ

【車両見極めのポイント】検査は日々の積み重ね

整備 2018年07月06日
株式会社ジャッジメント 取締役 橋本剛
会社名:ジャッジメント

 車の査定検査を新入社員に教える際、『新車状態との間違え探し』という表現をよく用います。ナンバープレートが付いて道路を走り始めた瞬間から車の劣化は始まりますが、その劣化に気付くには新車状態を理解しておく必要があります。 そしてこの『間違え探し』においてもうひとつ欠かすことができない能力が“観察力”となります。

◆違和感に気付けるか?
 これは特に難しいものではなく、『言われてみれば確かに不自然だよね』と思える些細な違和感にいかに気付けるか?が検査には求められます。皆様もご経験がある事例として、ヘッドライトのレンズカバーを挙げてみましょう。左右のヘッドライトで劣化の状態が異なる場合、『片側だけ交換』をしている可能性が考えられます(画像①)。さらに交換される理由を推測することで骨格部位までの衝撃波及を疑うことができます。他にもバンパーの取付け位置がズレている(画像②)ことに気付くことができれば、その内側にある骨格部位のチェックはより慎重になるはずです。このように直接的な証拠ではなくても“疑うに値する違和感”を発見することがとても大切なわけです。

◆新車状態を深く知ればここまで気づける!
 違和感に気付くには、前述のとおり正しい車両状態(新車状態またはそれに近い状態)の査定を積み重ねていくことも大切です。さらに“新車状態を見慣れる”ことは、それだけ“見極める時間”を短縮させることにもつながります。オークション会場の検査員がなぜスピーディーにチェックを行えるのか? それは最初は時間がかかっても一台一台丁寧に車を観察し続けているからに他なりません。『とにかく車をチェックするのが遅い!』 と、新入社員にお嘆きの方方、ぜひ指導の参考にしてみてください。


◆最後におまけ画像です。
 トヨタ・マークXのチェックにて、助手席側のドアを開けて左センターピラーを見てみました(画像③)。この画像の中に気付いてもらいたい“不自然な部分が写っているのですが、それは何かわかりますか?(正解は下記)






◆正解
 コーションラベルのフォント(字体)が、新車時に貼られているもの(画像④)と異なります。
 これは再発行された純正ラベルによく見られるフォントです。これにより左センターピラーの“修正”または“交換”の可能性が高いことが考えられます(実際この車両は、センターピラーが交換されていました)。
*アベンシス等の海外生産モデルは、新車時からこちらのフォント(画像③)を用いているのでご注意ください。








 

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