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早いもので2018年も1か月を経過しました。いよいよ中古車業界も繁忙期に突入します。査定案件が増加するのに比例して、見慣れないモデルに出会う機会も増えてきます。普段よく査定するモデルならスムーズにチェックが進むものの、初めて見るモデルには“かんたんな動作”にも手を焼いてしまうことがあります。
『ボンネットの開け方がわからない』
国産メーカーのモデルであれば、そのほとんどが運転席下付近にボンネットオープナーが設置されているので迷うことはありません。輸入車においても右ハンドル車であれば運転席下付近、そこに無ければ左側のグローブボックス下付近に設置されているものが大半です。しかし、前述した場所にオープナーが設置されていないモデルも少なくありません。そのようなモデルを初めて査定する際には、まずオープナーを探すことから始める必要があります。風変わりな場所にオープナーが設置されているモデルにはある程度傾向がりますので、これを機会に覚えておくとよいでしょう。
<パターン①グローブボックス内に設置>
スズキ・ジムニーやダイハツ・コペンの歴代モデルは、グローブボックスの内側に設置されています(画像①)。これらのモデルを初めて査定する人に立ちはだかる“障壁”として有名です。査定案件としてもしっかり値段がつくモデルばかりなので、ぜひ覚えておいてください。
<パターン②車外に設置>
これは輸入車モデルに多く見られるケースです。ヨーロッパフォードの各モデルは、以前から“フロントエンブレム裏”に開閉装置が設置されています(ベテラン査定者の方なら苦労させられた経験があるかも?!)。ひと昔前ならフォーカス、最近のモデルならクーガ(画像②③)がそれに該当します。エンブレムを回転させると鍵穴が現れるので、そこに鍵を差込み、左→右の順序で回すことでボンネットが開きます。
<査定リズムを狂わせる原因>
当たり前にできるはずの動作ができないとそのストレスによって“瑕疵の見落とし”が誘発されることがあります。さらにボンネットの開閉に時間を取られている光景は、お客様にも良い印象を与えることができません。『いつもの動作がいつも通りスムーズにこなせる』これには自己経験の蓄積だけでなく、店舗スタッフ内で情報共有することが重要です。繁忙期は、査定案件の増加に比例して“瑕疵の見落とし”も増える時期。店舗内での連携を強化し、目標達成に向けて頑張ってください。
<おまけ>
最近検査現場で悩まされたのがルノー・トゥインゴ(第三世代モデル)。
取扱説明書を読んでもイマイチ理解できず、ボンネットを開けるのに大変苦労しました。
どのようにしてボンネットを開けることができたのか。ご存知ない方はぜひ考えてみてください。
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