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ホンダAA関西(神戸市中央区・伊藤哲也社長)は1月8日、「2018初荷オートークション(AA)」を開催した。今年も祝日開催となったが、年明けの稼働日数が限られた状況下で、全国ホンダAA6会場合計で4115台の出品車を集めて、盛大な初荷AAを展開した。関西会場では1279台を集荷、成約率は93.3%の高率だった。
セリ開始前のセレモニーでは伊藤社長が挨拶に立ち、その模様は全国会場に生中継された。伊藤社長は「ホンダAAの出品台数は2017年暦年で前年比107%、成約率は91%と、会員様の活発なセリ参加により高い成約率を維持しています。ホンダAAでは、会員満足度を高める活動を今期の重点施策に掲げており、会場ごとに会員様のニーズに応えるAA運営による利便性の向上に結び付けていきたいと考えています。一例ではスマートフォンやタブレット端末に対応するアプリの開発で、本年3月末のサービス開始を目指しています。これによりパソコン向けのサービスである『H@Live』をスマートフォンやタブレット端末で操作が可能になります。また、東京会場『瑞穂サテライト』を本年春ごろの稼働を目指し、埼玉県小川町へ『小川サテライト』として移動します。小川サテライトはこれまでのサテライト会場にはないPOS席を完備した新しいサテライト会場です。敷地面積は約一万坪、車両収容能力は約1000台です。中古車流通の更なる拡大と利便性向上を目指し、今後のホンダオークションに是非ご期待ください」と、新年の抱負を述べた。
伊藤社長と宮腰厚央関西会場長はセリスタート後、自動車流通新聞の取材に応じた。伊藤社長は「しっかりとした検査体制とホンダカーズ(HC)店オンリーの出品という強みもあり、小売ダマも多く集まることから、バイヤー層も小売り専業店にシフトしている様子。新規会員も小売り店が多数を占めている。今後もスタッフ全員で会員とのコミュニケーションを促進し、情報提供や共有を通じて会員ニーズを掘り起こしていきたい」とする。こうした中で「ホンダAAブランドを高める中で、販売店へのフィードバックなどにも積極的に取り組んでいきたい。ホンダの中古車流通を担う存在として、10年後の姿を描いた『2030年ビジョン』を掲げ、事業の安定化を図っていきたい」(伊藤社長)と、次代の中古車流通を見据えながら、着々と基盤整備を推進する。
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