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【繁盛店レポート】キングモーター(千葉市中央区)「もう一人の営業マン」として販売回転率の向上に

2017-08-04


  

  • キングモーター 塩谷社長
    キングモーター 塩谷社長
  • 塩谷社長
    塩谷社長

 千葉市南部の国道16号と県道14号の交差点にほど近い好立地に店舗を構えるキングモーター。2007年6月に創業以来、顧客の笑顔、顧客の喜びをエネルギーに地域No. 1を目指す塩谷裕男社長。経営方針に「お客様の満足、人材の育成、社会貢献」の追求と向上を基本理念に掲げ、その3つの基本理念の価値最大化を図る塩谷社長が商売に活用するTC-webΣのストックワンプライス(以下、ストプラ)について、考え方やその活用方法について話を聞いた。(齊藤寛英)

◼︎ストプラはもう一人の営業マン
 ストプラを使う理由は販売回転率を上げるため。当社は小売販売を主としているが、売れる車、売れない車が出てくる。長期在庫の処分に現車オークションを利用した場合、キャッシュフローの早さや高値で競られるなど良い点もある一方で、競られるまでに約1週間、また車の輸送など時間のロスが生まれるデメリットもある。実際にこの1週間にお客様より来場、問合せをいただくこともあり、1週間と言えど無駄にできない時間。ストプラは展示車を並べたまま業販もでき、もう一人の営業マンがいる感じがする。

◼︎手間を惜しまない
 ストプラは仕入より出品で利用することが多い。入庫した車両は基本的に全てストプラに掲載している。入庫したら自社で再度査定をし、車の再生(洗車・外装磨き・鈑金)、画像撮影、第三者機関に検査を依頼し掲載している。当社はスタッフ全員が査定士の資格を有しているが、ダブルチェックも兼ね第三者機関に依頼しており、その検査結果を評価シートに写し、車両展開図に記入している。そうすることで落札店に迷惑が掛からないよう、クレームにならないように心掛けている。車両画像もなるべく多く撮影している。その際にも自社在庫とわからないように気を使っている。また、売れたらすぐにストプラから削除もしている。仮に「落札した車があの店にあった」「販売価格が違う」といった話が、来店客から商談中に出ると落札店は困惑する。当社からすれば落札店が当社の展示車の商談をしてくれるのは感謝の一言に尽きる。そのためにも手間を惜しんではいけないと考えている。

◼︎明日の利益より今日の利益
 ストプラはオークション相場より高く掲載されている車が多い。しかし掲載価格は落札できる価格を示しており、わかりやすい。オークションは、思った以上に価格が上がったり、出品取消になることもあり、必ずしも落札できるとは限らない。次の車を探す中で時間が経つとお客様の熱も冷める。商談は生き物であり、スピードが命の時もある。ストプラはオークションと店頭販売の双方のメリットを考慮したシステムであり、展示車が無くても掲載車両を提案し、販売できるのは理想的なビジネス。

◼︎人がシステムを活かす
 優れたシステムがあっても使いこなせるスタッフがいないと機能しない。ストプラはスタッフの対応が素晴らしい。女性の起用も上手く、男性スタッフも機転を利かせてくれる。実際にあった話だが休暇中に受けた問合せを保留にしてもらい、翌日商談が決まったこともある。出品店と落札店のビジネスチャンスを逃さない為の配慮が素晴らしかった。ストプラのスタッフは教育が行き届いていると感じる。

◼︎業界活性化が道を開く
 昨今、新車・中古車を問わず自動車販売を取り巻く環境は厳しくなっているが、ストプラは業者間のBtoBを構築した画期的なシステムと感じる。新車が売れないから中古車が売れないでは生きていけない。時代の流れが変わりつつある中で、どう生き抜いていくのか、勝ち抜いていくのかは、手間を惜しまないことだと感じる。業界全体が活性化できれば、良い道も開けて私たちにも恩恵が来ると思う。業界を牽引していただく意味でもシグマネットワークスに期待している。

【店舗情報】
・店舗名:株式会社キングモーター
・代表:代表取締役 塩谷裕男
・所在地:千葉市中央区浜野154—3
・電話:043—420—8686
・従業員数:10名(営業5名、管理事務2名、整備1名、保険担当1名、パート1名)
・店舗数:2店舗
・定休日:水曜日
・展示台数:180台
・業務:新車中古車販売・欧州車販売・リース販売・買取・整備・保険
・業歴:23年