- 【JUテントリ活用店レポート】田森オート(静岡県藤枝市) 2024年03月21日 田森オート
- アップル札幌藻岩店グランドオープン 2024年03月14日 アップルオートネットワーク
- 「アップル山形西バイパス店」グランドオープン 2024年03月08日 アップルオートネットワーク
- 【JUテントリ活用店レポート】千里自動車整備工場(富山市) 2023年12月19日 千里自動車整備工場
- 県内最大級の「ガリバー岡山店」をオープン 2023年12月12日 IDOM
新車・中古車販売を活発に行うなど、以前から中古車小売りにおける仕入れ手段として、共有在庫を利用していたという村上自動車(愛媛県今治市・大澤義浩社長)。背景にはオートオークション(AA)仕入れにおける競争激化があるという。特に注文車の場合、ユーザーと相談しながら、共有在庫を通じた確実な仕入れを行う。自身もJU愛媛の今治ブロック長を務める中、「JUテントリ」には早期から強い関心があったという。(室田一茂)
■「仕入れ」の手段として共有在庫を利用
村上自動車では、一時は新車販売店として、国産銘柄の看板を掲げて営業を続けてきたが、近年は看板を下ろし、各銘柄を幅広く販売する体制に転換した。こうした中、管理客からの要望が強かった中古車販売を手がける上で、効果的な仕入れ手段が必要不可欠だったという。「お客さんの要望に応じて、ある程度の候補車種を絞り込み、AAに買い付けにいくスタイルが中心だったが、共有在庫の普及で、スピーディーかつ効果的な仕入れ手段を手に入れた。AA仕入れに要する時間を他の仕事に振り向けることも可能になった」(大澤社長)という。近隣にAA会場が少ない地方部ならではの悩みを共有在庫が解決している。
■「JUテントリ」の登場で「売り」も「買い」も共有在庫を活用
平成26年秋の「JUテントリ」のスタートとともに、仕入れだけでなく、共有在庫への出品も注力するようになったという。JU愛媛の今治ブロック長という立場もあり、早期から関心を深めた。「今後は小売りの形態は店頭販売に限らず、大きく変化する。『JUテントリ』への期待値は大きく、ブロック会員に知らしめるためにも自分自身が率先して『JUテントリ』の普及に注力している」(大澤社長)と、強い責任感を持って、JU加盟店の経営支援につながる「JUテントリ」事業の推進に努める。
■出品においては早々から成約に手応え
平成26年秋の「JUテントリ」スタートとともに、出品車両の登録にも注力、スタート当初は成約こそ無かったが、その年の年末年始を境に、出品車が成約し始めたという。売るためのポイントは「30枚の写真掲載を徹底すること」(大澤社長)。単に30枚の写真点数をフル活用するだけでなく、買う側の立場に立ち「もう少し説明が欲しい」(大澤社長)というポイントをしっかりと網羅することで、落札店の販売支援にもつなげる。掲載する写真の順番にもこだわり、「流れを意識しながら、重要なポイントをスムーズな流れで掲載している」(大澤社長)という。
■共有在庫を使った仕入れで車販時の利益率は確実に向上
以前は仕入れ車を展示販売していた同社だが、「JUテントリ」を中心とした共有在庫の駆使によって、いわゆる展示販売による中古車小売りに比べ、確実に利益率を高めているという。「顧客からの注文販売を全数共有在庫で調達することで、費用や納期、予算、自社の利益などを事細かに計算しながら、顧客に提案できるようになった」(大澤社長)と大きな手応えをつかむ。
■各販売店の出品車両から商売への努力を感じ取る
「JUテントリ」に掲載されている各社の出品車を掲載写真1点1点に至るまで、じっくりと見ながら、仕入れ車両を吟味するという。こうした中で最近感じることは「各社の努力が自身の商売の励みになる」(大澤社長)ということ。写真の撮り方や見せ方を各社が思い思いに努力し、必死に自社の出品車両の情報を伝えようとする姿を受けて、「JUブランド」による品質の均一化に手応えをつかんでいる。
■中古車販売の面白味を改めて実感
約3年前からは新車だけでなく、中古車販売にも注力する同社。中古車販売の面白味を実感しているという。「『JUテントリ』などで仕入れた中古車を自社工場の設備を活用することで、内外装ともに綺麗に仕上げ、お客さんに自信を持って販売している」(大澤社長)という。「売り手が自信あるクルマ」はすなわち、「お客さんが安心して買えるクルマ」と持論を展開する。こうした販売方法ではユーザーからのクレームもほとんど無く、注文販売へのリピート率は高まるばかりだという。
■強い意識を持って「JUテントリ」普及に注力
大澤社長自身、「やらずして後悔が一番イヤ」とする。「何事もやってみなければ」と、自身が所属するJU愛媛や今治ブロックのメンバーに「JUテントリ」を推奨する。「クルマを扱うということは社会的にも大変重要なこと」(大澤社長)と、今年3月には「JU適正販売店」の認定を受けたばかり。自社の生き残りの手段というだけでなく、業界の仲間との共存共栄の手段を幅広く模索する。
【店舗情報】
社名:村上自動車
所在地:愛媛県今治市矢田甲662-3
代表者:大澤 義浩社長
電話:0898‐22‐3678
店舗情報関連の過去記事を検索する