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JU大分の新会長・新理事長に、副会長・副理事長の佐藤昭雄氏(宮崎マイカーセンター)が昇任した。佐藤氏はJU大分での理事経験が30年以上のベテランで、特に流通事業で手腕を発揮し、JU大分の安定的基盤を支えてきた人物。会長・理事長就任に際しての抱負や今後の業界課題などを聞いた。(室田 一茂)
―佐藤会長・理事長の経験値に周囲からの期待は大きい
「青年部発足時の第1期生となり、以後は理事就任から30年余りの期間、JU大分の役員として関わってきた。中でも理事就任のきっかけが流通事業でもあり、流通委員会には長年関わらせていただいた。JU大分の長い歴史の中、流通事業は大変重要な事業として、着実に組合の収益に貢献することが出来た」
―AA事業活性化の基礎を築いた
「組合のAA事業の原点は組合員間における小売りダマの『物々交換』だと考えている。出品して欲しい車を買うというシンプルなスタイルが基盤。企業系と違い、組合AAの役割は組合員の利益のためにAAを運営すること。利益が上がれば、組合員に還元するなど、透明性の高いAA運営がこれまでの成長を支えている」
―「0円売切り」の原点は会員からの要望
「0円売切りコーナーをいち早く取り入れた背景には、ある会員からの要望がきっかけだった。JU大分AAの特色でもある検査なしの0円売切り車出品は『出品したいがAAに出せるようなクルマが無い』といった会員からの切実な要望があった。『物々交換』という原点に立ち返った考えがベースにあり、今では業界に定着している0円売切り車の可能性を広げるきっかけとなった」
―各JUとも会員増強は大きな課題となっている
「会員の増強は全ての事業の源となる。AA事業においては、堅調なディーラー出品を確保しながら、例えば20社の会員が増えれば、1社1台として20台は増える。現状は117社の会員数だが、自身の任期中には150社まで拡大したい。各支部で行う支部会にPOS会員への参加を呼びかけるなど、積極的な会員増強策を推進したい」
「若手会員を増やすことも急務。青年部会を通じた情報共有やネットワークを強化し、若手メンバーが活躍出来る場所を増やすことで、将来に向けた業界活性化を図り、組織の永続的な発展につなげていきたい」
<プロフィール>
佐藤 昭雄氏(さとう・あきお)1948年7月1日大分市生まれ、69歳。68年トヨタカローラ大分入社。78年宮崎マイカーセンター開業。85年JU大分理事。93年副会長・副理事長。2017年会長・理事長。
好きな言葉は「努力」。趣味は海釣り。
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