【トップインタビュー】創立５０周年を迎えたロードカーの柏原隆宏社長に聞く/ロードカー

【トップインタビュー】創立５０周年を迎えたロードカーの柏原隆宏社長に聞く

ひと 2017年06月27日

２０２０年に向けさらにチャレンジ、「ストロングロードカー」の実現へ

会社名：ロードカー

　５月１８日には大阪市北区中之島の国指定重要文化財、大阪市中央公会堂で「創立５０周年記念式典」を開催したロードカー（大阪市西区）。１９６７年４月、「貝塚中古車センター」として創業した同社は現在、ボルボ正規ディーラーと車買取フランチャイズチェーン店を複数店舗展開する。２０１０年には柏原一郎氏から３代目社長として柏原隆宏氏がバトンを受け継ぎ、早７年が経過した。２０年には社長就任１０周年を迎える同氏に中期経営ビジョンや５０周年を迎えた現在の思いなどを聞いた。　（室田　一茂）

■創立５０周年を迎えて
　「自分自身は０３年５月に入社し現在１５年目に入る中、２０年には社長就任１０周年を迎える状況。３年に一度、中期経営計画を策定する中、今年１７年は『ＳＭＩＬＥ（スマイル）５０』というビジョンを策定、お客様と社員、取引先など、皆が笑顔になれる会社を目指してきた」
　「今回の５０周年記念行事においては、約１０人の社員有志によるプロジェクトメンバーが企画、展開してくれた。５０周年という絶対的な歴史を大切にしながら、新たなチャレンジに向けて照準を合わせていきたい」

■次なる展望やビジョンは
　「新たな経営ビジョンとして『ストロングロードカー』という２０年ビジョンを策定した。モバイルやカーエレクトロニクスが急激に変化を遂げる中、過去の実績に基づくことより、チャレンジ（挑戦）や変化を標榜するシンプルかつ強い組織を作りたいという想いが込められている。社員の個性を生かしつつ、組織力を強化し、市場の変化やお客様からの要望に応えていきたい」
　「具体的な数値目標としては、『売上高２５５億円』というのが最も大きなもの。前１１月期決算で１５３億円だった売上高を２５５億円まで引き上げるという、とてもチャレンジングな目標だが、このチャレンジングな目標が『ストロングロードカー』を作る基盤となることを確信している」

■ストロングロードカーのビジュアルデザインには「サムライ」を採用した
　「幕末の志士を意識した。強さの美学を描いたもの。明治維新を目指した志士たちの強い想いと自社の変革（イノベーション）を重ね合わせた。ただ、ここには強いサムライとともに女性も描き、女性の活躍への期待も込めている。２０年に向け、『人づくり』に重点を置き、『一流の実行力』の養成を目指していきたい。『三方よし』の精神で周囲と支え合いながら、チャレンジを続けていきたい」

＜プロフィール＞
柏原　隆宏氏（かしはら・たかひろ）１９７２年６月２１日大阪府泉佐野市生まれ、４５歳。２０１０年６月、ロードカー社長。趣味は映画観賞。好きな言葉は「三方良し」「Ｗｉｎ‐Ｗｉｎ」「共存共栄」など。建設会社での勤務経験を持つ。

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