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【繁盛店レポート】軽自動車専門店ポケットカー(宮城県大河原町) トータルサポートができる車屋に

2017-06-05


  

  • 川村秀夫社長(左)と川村英則専務(右)v
    川村秀夫社長(左)と川村英則専務(右)v
  • 軽自動車専門店ポケットカー外観
    軽自動車専門店ポケットカー外観
  • 清潔で開放感のあるサービスピット
    清潔で開放感のあるサービスピット
  • 安心でき、くつろげるショールーム
    安心でき、くつろげるショールーム

 福島から仙台方面に向かう国道4号線沿いに大きな看板を構える軽自動車専門の展示場が目に入る。店舗は、国道4号線と奥州街道に分かれる交通の要衝に程近く、近隣には家電や衣服の大型量販店の出店が進み、交通量も多い一等立地に位置している。創業40年を誇る川村自動車販売(川村秀夫社長)は「めざせ日本一きれいな車屋さん」を合言葉に福島県南相馬市に販売店を2店舗、車検工場1店舗を構え、浜通り地区ではトップクラスの販売・車検実績を誇っている。今回、宮城県仙南地区に認証工場を備えた「軽自動車専門店ポケットカー」を移転オープンし、「お客様のために役立つお店」を展開する川村英則専務に話を聞いた。(齊藤寛英)

■条件を設けシステム的に
 震災後3店目の新店として5月5日にプレオープン。既存客のみへの案内且つ、ゴールデンウィーク終盤のオープンながら3日間の来場は250人、25台を販売。うち新規ユーザーに12台を販売。オイル交換120台、車検予約も110台を獲得した。
 展示車輛は初年度登録7年以内、6万㎞以内で徹底。仕入条件を明確にすることで架修費も低額に抑えている。販売価格は29.8千円・39.8千円・49.8千円・59.8千円の4プラン。イベント時は19.8千円も用意するなど臨機応変に対応している。39.8千円が在庫全体の4割を占める。コンパクトにまとめて専門的に、システム的に店舗経営をやっていく。

■車業界の家電量販店に
 目指すのは車業界の家電量販店。家電量販店は買っても買わなくても気軽に来店でき、商品を見ることができる。自動車販売店も同じように気軽に来店できるようにしたい。在庫台数の多い大型店の中では既に家電量販店のようになっている販売店もあるが、当店も、とことん在庫回転率にこだわって行く。店舗内がよく見えるように道路側をオールガラス張りにするなど、お客様が安心でき、くつろいでもらえるスペースにもこだわった。若い女性が1人で来店できる、幅広い年代層が来店できる店を意識して作った。

■トータルサポートができる車屋を
 ポケットカーは震災による本社の被災もあって宮城県に出店した。旧店舗は380坪、新店舗は620坪。車販売と整備のどちらもやらないといけないが、可能性は車検整備。以前は展示台数45台、リフトは1基、今回は車販売と整備はセット。車販売の下に整備・保険等に繋がる。センターピンとなる車販売の利益は18%、車検整備で60〜70%を考えている。現在は認証工場だが、指定工場を年内に取得する事を視野に、リフトも4基備えている。トータルサポートができる車屋を目指す。
 新しい店舗でお客様と笑顔で話すスタッフを見て川村自動車販売のイズムを継いでくれていると安堵感、そしてより一層の期待感が膨らんだと川村専務談。

【会社情報】
社名:軽自動車専門店ポケットカー
住所:宮城県柴田郡大河原町金ヶ瀬字丑越11-3
スタッフ:11名(整備部門5名、販売部門5名、店長1名)
TEL:0224-87-8070
FAX:0224-87-8075
営業時間:9:30~18:30