特集/交通遺児を救え① - グーネット自動車流通

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特集/交通遺児を救え①

コラム 2011年03月15日
会報「はばたけ」

会報「はばたけ」

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 自動車に関わる仕事に就いている読者の方に問いたい。
不幸にも交通事故で大事な肉親を亡くした遺族にかけてはいけない言葉があるが、ご存知だろうか。「頑張って」の一言である。相手を思いやった一言なのに、結果は真逆で遺族の方にしてみれば「これ以上何をどう頑張ればいいのか」と怒りにも近い感情が沸いてくるのだそうだ。
 つまり大事な肉親を亡くした瞬間から精神的にも肉体的にも最大限に頑張り続けているので、これ以上の頑張りはとうてい無理なのである。
 しかし、我々は何も出来ないと言う訳ではない。たとえば東海3県(愛知・岐阜・三重)で活動する「東海交通遺児を励ます会」という財団法人が大きな成果をあげている。この会は交通事故等で父母その他の保護者が死亡及び重度の障害を受けた子供、交通事故等で障害を受けた子供の福祉・自立を支援することが目的。
 具体的な活動は寄付者代表の方へ感謝状贈呈。会報「はばたけ」発行。高校進学時に返済不要の奨学金や小学校入学時に祝い金、遺児の保護者対象に保護者懇談会、カヌー体験やクリスマスパーティー、サマースクール等も開催している。交通遺児という同じ境遇の人と出会うことで、「なぜ自分だけが」という不幸な過去に囚われず未来へ希望を持つことができるというのである。
 この会は既に42年の歴史があり、卒業生の中には県会議員を務める方もいるとのこと。その県議の方も学生時代この会に参加して残された遺族が癒され、本当に感謝していると感想を語っている。
この会は現在公的な援助は一切なく、企業・個人の寄付だけで運営されている。しかし創立時全国にあった同様の組織は大半が今はない。非常に残念な話だ。
 これを読んだ読者の方もこの会を心に留めて周囲に交通遺児の方がいればこの会のことをぜひ紹介して頂きたい。今後も紙面を通じてこの会の活動や交通遺児の現状をレポートしていく。

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4、4.5点

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毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること