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IMA九州(福岡県古賀市・羽田祐彦社長)は4月27日開催の通常モーターオークション(MA)で、過去最高成約率の74.3%を記録した。出品台数も385台と400台に迫る中、円安傾向による輸出バイヤーの積極的な落札が大きな要因だが、同会場の特徴である自社検査員による信頼性の高い検査がバイヤーの強い応札意欲を後押しとなった模様だ。
同会場では2017年に入り、概ね60%台中盤の高成約率を持続してきた。4月は27日の74.3%をはじめ、60%台後半の成約率が2回、同前半が1回という高成約率基調で、開催4週の平均成約率も67.9%の高率となった。
27日の通常MAで過去最高成約率記録したが、これまで最も高かったのは13年4月11日の「さくら祭り記念MA」の74.1%。3番目は14年3月13日の「春まつり記念MA」の74.0%と、記念開催での高成約率が際立つ中、今回の記録更新は通常開催での達成となった。
同会場では「今週は円安傾向にあり、輸出専門の会員が積極的に落札する傾向にあり、成約率アップの大きな要因となったが、これに加えてゴールデンウィークを控え、一部の会員が多くの車両を仕入れする傾向にあった」と市場状況を分析する。
コーナー別では「大型・中型」が75.0%、「小型」が74.2%と高率だったほか、「建機コーナー」は出品台数こそ少なかったが、100%成約した。
また、同会場がグループ3会場で最高レベルの順調な成約率を保つ要因として「ユーマックス独自の今日教育を受けた知識や経験が豊富な検査員による検査により、検査票の内容は細かく記入されている。実際に出品車を見ることなく、安心してネットから購入できるという声も多くいただき、検査に対する信頼は非常に高まっています」と検査の信頼性を挙げる。
同会場では今後も引き続き「この成約率を維持するために、お客様のご期待にお応え出来るよう、引き続き努力を重ねてまいります」としている。
今年8月には新会場への移転を予定する同会場だが、高水準のオークションを継続開催しながら、万全の体制でグランドオープンに備える。今年4月からは小方英康前会場長の定年に伴い、いすゞユーマックス執行役員の伊藤武司九州支社長が会場長を兼務する体制となり、渡彰弘シニアマネージャーが副会場長に就任している。
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