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ハナテンオートオークション(大阪府松原市・ハナテンAA)は1月12日、新セリシステム導入による同時4レーン化を記念した「グランドリリースAA」を盛大に開催した。今期最多出品台数となる3596台を集荷、記念AAに花を添えた。また同日の記念セレモニーでは、2005年6月から約11年半にわたってハナテンの社長を務めた米倉晃起氏が自身の退任を発表した。米倉氏はビッグモーターから経営破綻したハナテンの立て直しを任された。持ち前の営業手腕によりV字回復させるとともに、新たな成長企業として注目を集めるまでに転換させるなど大きな功績を残した。
セリ開始前のセレモニーで挨拶に立った米倉社長は「昨年9月の撮影室リニューアルからAA会場のリニューアルを本格的にスタートし、今回の4レーン化の実現で全面リニューアルを完了いたしました。厳しい市場環境の中で、昨年1~12月の出品台数は前年比1.6%増の12万1147台と増やすことができ、会員の皆様に感謝いたします」と謝辞を述べた。
また、自身の退任を発表し「任期は11年あまりとなりましたが、皆様のご理解の中、今日を迎えられたことに感謝いたします。今後は『顧問』という違う立場で、AA運営に携わってまいります」と、11年間を振り返りながら言葉をつづり、会員への感謝の気持ちを清々しい表情で伝えた。後任の社長には会場長の石橋光国氏が就いた。
同会場では、今回のセリシステム刷新により、従来の同時2レーンから4レーンにレーン数を拡大することで、セリ環境を大幅に改善、20インチのタッチパネル式多機能端末の導入により、操作性や利便性を高めるとともに、各種新機能を多く追加した。
今回のグランドリリースに先駆ける形で昨秋あたりから会場設備のリニューアルに着手、今回のAAではセリシステム、業務システムなどの基幹システムのほか、会場内のあらゆる設備がリニューアルされた。
今後は同時リニューアルを遂げた自社ネット「8710WEB」の新規入会などを促進、将来的には出品台数3000台水準を安定確保する出品ボリュームと、小売り向け良質車出品による高成約率で、これまで以上に活気あるAA運営を推進する考え。
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