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「負けんばい熊本!」「がんばろう熊本!」
JU熊本(熊本県西原村・永松守理事長)は5月18日、先月14日からの「平成28年熊本地震」の影響で約1カ月間休催していたオートオークション(AA)を再開する。18日を「負けんばい熊本AA」、25日を「がんばろう熊本AA」と題して開催、6月1日には震災からの復興を記念したAA開催とし、震災からの全面復興の足がかりとする。
JU熊本AAのある阿蘇郡西原村は熊本地震の震源からも近く、今回大きな被害に見舞われた上益城郡益城町に隣接するなど、大きな地震被害に見舞われた地域。同会場も4月16日に発生したいわゆる「本震」により、建物内外を損傷。外壁パネルが崩落したほか、会場内天井部分が宙吊りとなり、休催を余儀なくされた。幸いにもセリシステムや業務系システムなどへの被害は軽微で、13日のシステム最終チェックを経て、18日再開に向けた道筋がついた。
こうした中、JU熊本AA事務局では「地元会員の多くが被災する中、AA再開にこぎ着けたものの、厳しい状況に変わりはない。各県の協力を仰ぎながら、AAを盛り上げていきたい」とする。
会場周辺では、今週に入って、水道も復旧したものの、飲み水としての使用は制限されている状況。被災地の復興はまだまだ厳しい状況だが、地元の中古車流通を再興するため、早期のAA再開を果たし、地元・熊本での存在感を示す。
【今後のAA開催スケジュール】
▽5月18日(水)「負けんばい熊本AA」
▽5月25日(水)「がんばろう熊本AA」
いずれもセリ開始は11時30分。
▽6月1日(水)は震災からの復興を記念したAAとする考え。
【復興に向け、全国からの継続的な支援が必要不可欠】
地元自動車業界では復興に向けた厳しい道のりが残されているのも事実だ。AA会場から車で10分程度の九州道・益城熊本空港インターチェンジそばにあるオートメッセ(住永栄一郎社長)では、住永社長自身も被災し、自宅が全壊という状況の中、避難所での炊き出しや支援物資の配布、災害に見舞われた農家の支援活動など、地域でのボランティア活動を毎日積極的に行っている。
震災からの約1カ月、オートメッセ店舗に寝泊まりしながら、地元ユーザーのために店舗の営業を行う傍ら、ボランティア活動に奔走する毎日を過ごす。「震災当初から各方面から沢山のご支援をいただいたことに感謝している。物資も一通り揃う中、日を追うごとに地元農家が生産する農産物の販路確保など経済的な問題も発生してきた。また、次のステップとして考えられるのは地域の販売店や商店が経営を立て直すための経済的支援の必要性。地震で仕事を失った方も多い」(住永社長)と、地震から1カ月が経過し、被災地では新たな課題が山積しており、全国からの継続的な支援が必要不可欠だ。
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