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手ゼリと現車引き回しという昔ながらのオートオークション(AA)風景に、30〜40歳代の若手メンバーの活躍が目立つJU長崎。組織の若返りによる事業活性化はAA事業だけでなく、小売振興や金融など各事業に波及する。2013年からJU長崎のトップを務め、若手主体の組織強化を図る東明彦理事長に、組合活性化の秘訣や活動状況、今後の課題などを聞いた。 (室田 一茂)
ー活気あるAA事業が注目を集めている
「2013年5月の理事長就任時に、若手主体の役員交代を実施させていただき、若手経営者たちの力強いサポートを受けながら、通常時で280〜300台規模、記念開催などで多い時には400台以上の出品車を集めて、活気あるAAを開催している」
「AA事業を担当する沖田博文流通委員長は役員としても責任感が非常に強く、JU九州連絡協議会の各県青年部会員との交流も活発なことから、県外を含む多数の来場者を迎えながら、コミュニケーションの場としても非常に有意義なAAを開催できている」
ー若手の活躍がAA事業だけでなく、組織活性化につながっている
「若手が活躍できる組織を作ることが将来の組織運営を支える基盤となる。現体制では多くの若手役員が誕生し、活躍してくれている。また、長崎の自動車業界では個々の販売店においても世代交代がうまくいっていることも大きい」
「今期は金融事業においても全3回のキャンペーン(スプリング、サマー、オータム)で目標を達成したほか、AA事業においてはJU福岡でのジョイントAAやUSS福岡へのサテライト出品などで組合の収益向上を図るためのあらゆる取り組みを推進している。本格的な投資が難しい状況の中で最大限のパフォーマンスを発揮している」
ー今後の組合運営の課題と組織強化の方針は
「先輩たちが長年続けてきた組織をいかに次代へつなげていくかが自身の役割。『会員増強』が現在最も大きな課題。組織の力は『数の力』と言える中で、JU組織を生かすとともに、組織を大切にしながら、『JUショップ』の安心感を訴求できるよう、中古自動車販売士や適正販売店などの諸制度を推進していき、生き残りを図りたい」
「ディーラーや大型店との競合も激しくなるなか、『JU』の看板に、しっかりと力をつけ組合員に浸透していくことで、個々の販売店の生き残りにつなげていきたい」
【プロフィール】
東 明彦氏(ひがし・あきひこ)1959年(昭和34年)1月1日長崎県大村市生まれ、57歳。長崎トヨタで整備7年、営業11年経験し独立。有限会社カーショップヒガシ代表取締役。
01年JU長崎理事。13年会長・理事長。15年JU九連協・総務委員長。
好きな言葉は「信頼」。商売も組織も「信頼」のもとに成り立つという信念を持つ。
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