コラム/バッテリーと臨時収入 - グーネット自動車流通

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コラム/バッテリーと臨時収入

コラム 2015年09月30日
国民の車、フォルクスワーゲン

 久しぶりに嫁からの電話が鳴った。
 電話を取ると開口一番「バッテリーが上がったから何とかして」と命令調。仕事中だったので助けに行けず、JAFに連絡して対応してもらった。

 嫁のクルマは平成21年式のゴルフヴァリアントで、6年前に新車で購入、その後1度もバッテリー交換をしておらず、遂に寿命を迎えたらしい。バッテリー交換の為に販売店に連絡をすると、何と4万円以上もかかるとの事。
 安いバッテリーは無いのかと尋ねると、外国製の物ならば安価で販売されているが、「不具合が発生しても責任は持てません」との返答。結局、韓国製のバッテリーを7000円で購入して装着。
 その後、約1ヶ月が経過しているが今のところ何の不具合も発生していない。

 ところで、ゴルフヴァリアントの製造元である、フォルクスワーゲンの日本語の意味をご存じだろうか。ウィキペディアで調べると「国民車」という意味らしい。
 話は1934年に遡る。アドルフ・ヒトラーがベルリンモーターショーで提唱した国民車計画に従い、開発された車両をフォルクスワーゲンと称していた。その後戦後のビートルの大躍進を経て、フォルクスワーゲンは傘下としたアウトウニオン(現アウディ)の前輪駆動技術をも応用、1970年以降の新型車について前輪駆動化への動きを進めた。1974年に至り、スペース効率に優れた前輪駆動のハッチバック車ゴルフを開発、その機能性が市場に受けいれられてベストセラーとなった。ようやくビートルを代替できるモデルを得たのである。
 以来、その延長線上に各種の機能的な小型車を多数送り出し、ヨーロッパを代表する大衆車メーカーとしての地位を確立した。
 1980年代以降は、それ以前の南米などへの工場展開、既存メーカーの買収も進めるようになった。1984年には、上海汽車との提携で中国市場へ参入。また1991年にはチェコの老舗メーカーであるシュコダ、1996年にはかつてフィアット系だったスペインのセアトを傘下に入れ、東欧・南欧での拠点をも確保。1998年に、戦前・戦時中のフォルクスワーゲン製造会社に関連する戦争補償プログラムをはじめた。
 2007年、フォルクスワーゲン社は、歴史的に繋がりが深く業務提携関係にあるポルシェに株式提携を要請、紆余曲折の末、フォルクスワーゲンとポルシェが経営統合することとなる。

 要はフォルクスワーゲン=国民車ということ。

 世界を代表する大衆車のバッテリーが4万円はいかがなものだろうか、と私は思う。 しかしながら、バッテリー交換の予算は4万円で嫁に申請、差額の3万3000円が飲み代に変わったことは言うまでも無い。


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