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独ポルシェ正規ディーラーのセフティ(京都市南区・大島芳孝社長)はこのほど、新車店舗で本社機能のある「ポルシェセンター(PC)京都」を移転新築した。顧客満足を高める最新CI対応店舗へのリニューアルにより、プレミアム輸入車市場として固定客の多い京都において、ポルシェブランドの優位性を高める。
同社が移転新築したPC京都は、敷地面積が約450坪、地上2階建てのショールームの延床面積は230坪。併設するサービス工場も一新し、4ベイのほか、診断ベイと検査ラインを有する。最新鋭のアライメントテスターなども導入した。
ショールーム内には、新車が7台展示できるほか、商談スペースは2階部分に設けて、落ち着いた空間で購入車両の仕様などを検討できる。
9月2日に開催した竣工披露式で大島社長は「新CIに対応したショールームを『男性のロマン』を育てる舞台としていきたい。この京都という素晴らしい街で、これからも輸入車の魅力をお客様に伝えていきたい」と話した。
大島嘉人副社長は「ポルシェ車販売をスタートし30年が経過しましたが、こうした大きな社屋をオープン出来たことを感謝しています。ここ京都で『老舗』と呼んでいただけるよう、今後も努力してまいります」と挨拶した。
竣工披露式には、ポルシェジャパンの七五三木敏幸社長らが出席し、新店舗・本社の船出を祝った。七五三木社長は「ポルシェの国内販売は昨年5385台の新記録を打ち立てた。これまでポルシェビジネスの良きパートナーとして歩んでいただいた皆さんのおかげです。今後もより多くの方にポルシェ体験をしていただけることを願っています。サービス工場が一体となった今回の新社屋の竣工により、これまで以上にお客様のご要望に応えられる体制を構築していただきました」と、大島社長ら関係者に祝辞とともに、感謝の言葉を述べた。
七五三木社長はプレミアム輸入車市場としての京都について、「京都は伝統的産業も多く、景気の上下に左右されない経済基盤があるのが特徴。以前より高級車市場が成熟していて、マーケット規模以上の販売力がある」と分析する。
今後の国内販売の方針については「ただ闇雲に台数を増やすのではなく、ポルシェユーザーとの長いお付き合いを築き、人生の中で何度も乗り換えてもらえるようなユーザーとの関係作りに努めたい。現在、全国に43拠点を展開しており、店舗あたりにすると年販120~130台といったところ。日本市場は『911』シリーズをはじめとしたスポーツモデルのユーザー比率が高く、世界的に見ても素晴らしい市場性がある」とし、今後もプレミアム輸入車市場におけるポルシェのブランド価値向上に努める考えだ。
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