「ぱっと！ くん」の修理見積書作成画面。新品部品での修理とNGPリサイクル部品を用いた修理、双方の総修理費が同時に比較できる
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NGP日本自動車リサイクル事業協同組合（長谷川利彦理事長）は10月27日、かんたん鈑金見積システム「ぱっと！ くん」をあいおいニッセイ同和損害保険（鈴木久仁社長）と共同開発し、NGPリサイクル部品を活用する自動車修理・整備工場の紹介サイト「NGPエコひろば」（http://www.eco-hiroba.net/）登録工場を中心に無償で提供していくことを発表した。
このほど「ぱっと！ くん」を共同開発した背景には、2012年10月からの自動車保険等級制度改定以降、事故車の保険修理が減少し続ける一方、保険を使用しない自費修理、しかも損傷個所が目立たない程度に「より安く」修理する軽補修のニーズが増加傾向にあることが挙げられる。
そのため「ぱっと！ くん」では、軽補修の見積りに焦点を絞り、場所を選ばずカーオーナーの目の前で簡単に見積書が作成できる、タブレットを用いた操作しやすい仕様とした。また、リサイクル部品検索システム「NGPダイレクト」と連動させ、新品部品の場合とNGPリサイクル部品を用いた場合、双方の総修理費をひと目で比較できる見積書を作成可能としている。
さらに、保険を使用した場合としなかった場合との保険料を比較できる、AD損保の保険料シミュレーションソフトや、NGPリサイクル部品の保証内容や修理事例、CO2削減効果などを詳しく紹介する動画も収録して、NGPリサイクル部品を活用した自費修理が「ぱっと！ くん」だけで提案できるようにした。
なお、作業時間については、軽補修における作業研究、作業観測、時間計測等の調査研究データを元に、車両に付加される構造・機能、修理技術、補修用材料、修理機器工具、工場設備などを加味し、独自の「係数」（基本作業時間）を算出している。そのため、保険修理へ適用することはできない仕様となっている。
NGP協同組合では、組合員が根ざす各地域のNGPエコひろば登録工場を中心に「ぱっと！ くん」を提供することで、NGPリサイクル部品の取引量を拡大しつつ新規取引先を獲得していく計画。
「ぱっと！ くん」の導入を希望した整備・修理工場には今後、NGPエコひろばに登録後、ID・パスワードを発行し、同時に操作マニュアルおよびDVDをセット提供するほか、希望があれば「使う選択・使わない選択」のポスター、チラシ、のぼり、三角錐を無料提供する予定としている。
西暦元号早見表
2016年11月10日
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