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日産ユーズドカーセンター(奥山建社長、神奈川県座間市)が主催する日産オートオークション大阪(大阪府摂津市)の新センター長に、溝渕裕盛執行役員が赴任し4カ月が経過した。大阪センターの「顔」となった溝渕氏に第1四半期のAA概況、NAA大阪の持ち味、今後の運営方針などを聞いた。(室田一茂)
―今期のスタートは「消費増税」という逆風下となりました
「4月以降、月を追うごとに厳しい状況にあるのは事実だが、7月第2週を境に底をついた印象。お盆休み明けからの9月商戦に向けた動きか、バイヤーのコールも徐々に強まっている。国内小売り店の復調を見込んだ仕入れ意欲の回復という見方もあり、今後の推移を期待している」
「厳しい市場環境下だが、出品台数は前年を上回る推移を持続している。1~6月期で見ても出品台数は前年同期比19・9%増、4~6月でも同25・3%増の出品規模を確保している。前年同期に無かった『D@3(ダットサン)コーナー』の純増や『23(ニッサン)コーナー』の成長が台数を下支えしてくれた」
―NAA大阪の持ち味とウィークポイントは
「持ち味は何と言っても小売りバイヤーの底堅さにある。ただし、一方で今回のような逆風下では、真っ先にダメージを受ける部分でもある。消費増税前の駆け込みで、国内小売りが厳しくなった今期は成約率にも大きく影響した。輸出バイヤーにも参加してもらえるようなセリ内容や出品車構成の確保も必要不可欠となる」
―今後のセンター運営の課題と取り組みは
「一般会員の強化を課題に挙げている。日産ディーラーとの関係強化により利用率向上に努めるとともに、一般会員との関係強化にも取り組み、出品・落札の両面で層を厚くしたい。社内的には、地元スタッフの育成・強化を推進する。改善ポイントを明確化し、生産性や会員満足の向上に努めたい」
<プロフィール>
溝渕 裕盛(みぞぶち・ゆうせい)
1954年9月、高知県宿毛市生まれ、59歳。
77年日産自動車入社。96年日産ユーズドカーセンター入社。2009年執行役員。
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