コラム  「法定点検整備」の重要性 - グーネット自動車流通

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コラム  「法定点検整備」の重要性

コラム 2012年03月06日
ユーザーがマイカーのブレーキパットを見ることはない

ユーザーがマイカーのブレーキパットを見ることはない

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 ここ数年、ガソリンスタンドのセルフ化と不採算店の閉店が増加、ユーザーが愛車の状態を確認する機会が減少している。以前、あるオークション会場関係者に聞いた話だが、ディーラーにJAFのレッカーで持ち込まれた故障車を点検するとエンジンが焼きついていたという。担当者が「オイル交換はいつやりましたか」と確認したところ、その若い男性は「オイル交換って何ですか。ガソリンを入れるだけでいいと思っていた」と答えたという。

 新車で購入した場合は、メンテナンスパックなどに加入し、ディーラーから事前に定期点検の連絡が入るのでオイル交換を忘れることなどはない。しかし、中古車を購入したユーザーはネットを利用し遠方からの購入も増え、車検や故障しない限り、知らない販売店やディーラーに持ち込むことはない。これまでは燃料給油時にガソリンスタンド(GS)の店員が給油中に「点検します」と声を掛け、オイル残量やウォッシャー液などを点検してくれていた。ユーザーはそのままGSでオイル交換を行うことは無いが、オイルの消耗や劣化には気付くことができていた。

GSのセルフ化は価格競争対抗策であり、経営上、止むを得ない選択である。しかし、車に興味を失った若者や整備にうとい女性ドライバー、さらに高齢者は気付かぬままオイル切れやブレーキなどの整備不良事故、さらに車検切れなどのトラブルが懸念される。

 先日、私の両親が乗る中古車も車検が切れていた。フロントガラスのステッカーを見て、車検が切れていることを伝えると、親は店からの連絡も無く「うっかりしていた」という。偶々事故など無く車検を受け、事なきを得たが、もし事故を起こしていたら大変な事になっていた。私の車もいつもセルフGSで給油を行っているが、今年2月末に車検を受けた際、ブレーキパットが摩耗し、残り2ミリ以下となっていて「非常に危険な状態だった」と言われ、肝を冷やした。もし、気付かぬままブレーキディスクを傷付けていたら、余計なディスク交換費用の負担だけではなく事故を起こすリスクがあった。定期点検を怠った自己責任だが、点検の連絡や部品の消耗などアドバイスがあれば、必ず点検交換に出していた。

 今の時代、車検をコストという考え方を持つユーザーも多い。ユーザーは安全面を深く考えず料金を基準に店を選び、車検に出している。そもそも車検は、通すことが目的ではなく、車の状態を検査し、異常がないことを点検確認すると同時に、安全に走行するため消耗部品を交換することである。中古車販売店にも販売時、ユーザーに部品交換や法定点検を説明し、DMなどで法定点検の案内を徹底して頂きたい。
          (倉元)

































  

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